し‐らち【仕埒/為埒】
《為(し)て埒を明ける意》処置して決着をつけること。しまつ。「その—は、どうつけてくれる」〈万太郎・春泥〉
ふ‐らち【不埒】
[名・形動] 1 道理にはずれていて、けしからぬこと。また、そのさま。ふとどき。「—極まる振る舞い」「—なやつ」 2 要領を得ないこと。埒のあかないこと。また、そのさま。「後は二人ながら涙をこぼ...
ほう‐らつ【放埒】
[名・形動]《馬が柵(さく)である埒(らち)からはなれ出る意》 1 勝手気ままでしまりのないこと。また、そのさま。「—な文章」「—な行動をとる」 2 身持ちの悪いこと。酒色にふけること。また、そ...
らち【埒】
1 馬場の周囲に巡らした柵。 2 物の周囲に、また仕切りとして設けた柵。駅の改札口付近の柵など。 3 物事の区切り。また、限界。「職権の—を超える」
らち【埒】
[音]ラチ(慣) ラツ(慣) レツ(漢) 〈ラチ〉仕切りの垣。囲い。また、範囲。限界。「埒外・埒内/馬埒・不埒」 〈ラツ〉囲い。限界。「放埒」 [補説]「埓」は俗字。
らつ【埒】
⇒らち