きょうえん【饗宴】
《原題、(ギリシャ)Symposion》プラトンの中期対話編の一。詩人アガトン邸での祝宴で、参会者が順に恋の神エロスを賛美する演説をし、最後にソクラテスがエロスになぞらえて知恵の愛である哲学を...
きょうかしょ‐さいばん【教科書裁判】
昭和40年(1965)、高校日本史教科書の執筆者である家永三郎が、文部省による教科書検定は憲法の禁じる検閲にあたり違憲であるとして、国を相手に提訴した裁判。
きんせいにほんこくみんし【近世日本国民史】
徳富蘇峰の著作。織田信長の時代から明治時代に至る日本の歴史を詳説したもの。全100巻。大正7年(1918)に起稿され、大正12年(1923)、最初の10巻が刊行された段階で、第13回帝国学士院賞...
くうかんへ【空間へ】
建築家、磯崎新の著作。昭和46年(1971)刊行。1960年代執筆の論文・エッセーをまとめたもの。
グインサーガ【グイン・サーガ】
栗本薫による小説シリーズ。戦士グインを主人公とする英雄ファンタジーで、第1作「豹頭の仮面」は昭和54年(1979)刊。当初は全100巻での完結を目指し、正伝のみで通算130巻が刊行されたが、著者...
けいたい‐しょうせつ【携帯小説】
《「ケータイ小説」と書くことが多い》携帯電話で読む形をとる、電子書籍化された小説。執筆も携帯電話のテキスト作成機能を利用して行われる。
げさくざんまい【戯作三昧】
芥川竜之介の小説。大正6年(1917)発表。戯作の執筆にふける曲亭馬琴(きょくていばきん)を主人公として、作者自身の芸術至上主義の境地を示す歴史小説。
げん‐こう【原稿】
1 印刷・公表するもののもとになる文章・書画・写真など。特に、その目的で文章を書いたもの。「—を執筆する」「—の締め切り」「写真—」 2 演説・講演などの草案。「—を棒読みする」
げんこう‐りょう【原稿料】
出版物などの原稿執筆に対する報酬。稿料。
げんじ‐の‐ま【源氏の間】
滋賀県大津市の石山寺にあって、紫式部が源氏物語を執筆したと伝えられる部屋。