ミレトス【Milētos/Μίλητος】
小アジアにあったイオニア人の都市国家。トルコ西部、メンデレス川の河口付近に位置し、エーゲ海に面する港があったが、現在は土砂の堆積により約15キロメートル内陸に位置する。紀元前7世紀以降、黒海沿岸...
メッセル‐ピット【Messel Pit】
ドイツ中部、ヘッセン州の村メッセル付近にあるオイルシェールの採掘場跡。ダルムシュタットの北東郊に位置する。新生代始新世の堆積物とされ、ウマの祖先プロパレオテリウム、アリクイ、コウモリ、霊長類など...
モエラキ‐ボルダー【Moeraki Boulders】
ニュージーランド南島南東部の海岸にある奇岩群。オアマルの南約40キロメートルに位置する。直径1〜2メートル程度のほぼ球形の岩が多数転がっている。新生代暁新世頃のノジュール(堆積岩中の炭酸カルシウ...
モリソン‐そう【モリソン層】
《モリソン(Morrison)はコロラド州の町名》北米ロッキー山脈の東側、コロラド州を中心に広がる、後期ジュラ紀(約1億5000万年前)に堆積した地層。30メートルを超すアパトサウルスなど巨大恐...
モール‐せん【モール泉】
泥炭層などから湧出し、有機成分を多く含む温泉。温泉法に定められた泉質ではない。植物の堆積物の成分が地熱により発酵し、単純温泉や塩化物泉に溶け出したもの。
ゆうこうちゅう‐なんでい【有孔虫軟泥】
主に有孔虫の遺骸が堆積してできた石灰質軟泥。グロビゲリナ軟泥など。
ようけつ‐ぎょうかいがん【溶結凝灰岩】
高温の火山灰が大量に堆積し、その重さと高温のために圧縮されて粒子の一部が溶けてくっつき合い、溶岩状になった岩石。柱状節理の発達したものが北海道の層雲峡、宮崎県の高千穂峡などにみられる。
よう‐り【葉理】
葉層の断面にみられる縞模様。堆積物(たいせきぶつ)を構成する粒子の大小・配列・色の違いなどで生じる。
ラス‐メドゥラス【Las Médulas】
スペイン北部の町ポンフェラーダの南西約20キロメートルにある、ローマ帝国時代の遺跡。古代ローマ人が採掘した金鉱の跡で、残土が堆積して、高さ100メートル以上の小山となり、20平方キロメートルにわ...
らん‐でいりゅう【乱泥流】
海底に堆積していた土砂が、地震の地滑りなどによって攪拌(かくはん)され、高密度の懸濁(けんだく)水塊となって海底斜面を流れ下るもの。浸食して谷を刻み、深海底などへ大量の土砂を運搬する。混濁流。