しゅすい‐ぜき【取水堰】
水位を上げて用水路に水を取り入れるために、川などに横切って設ける堰。取水ダム。
すげ‐ぬま【菅沼】
群馬県北東部、日光白根火山北麓にある堰止(せきと)め湖。3か所でくびれて、三つの別な湖にみえる。湖面標高1731メートル。すがぬま。
せき【咳】
《「堰」と同語源》のど・気管の粘膜が刺激されたとき、反射的に呼吸を止め、短く強く吐き出す息。また、その音。しわぶき。《季 冬》「—をする母を見あげてゐる子かな/汀女」
せき【関】
《「堰」と同語源》 1 「関所」に同じ。「箱根の—」 2 物事をさえぎりとどめるもの。へだて。しきり。「人目の—を離れし場所にて」〈魯庵・社会百面相〉 3 相撲取りの最上位の者。関取。→ぜき(関...
せきいた‐さく【堰板柵】
土砂が崩れないように、堰板を用いて設けた柵。土留め柵。山留め柵。
せき‐ぐち【堰口/関口】
井堰(いせき)の水の流出口。
せきとめ‐こ【堰き止(め)湖】
山崩れや、火山の噴出物、河川の堆積(たいせき)物やビーバーなどの生き物の営みなどによって川の水がせき止められてできた湖。堰塞湖(えんそくこ)。→河道閉塞
せき‐ぼし【堰乾し】
堰を作って川をせき止め、水をからして魚を捕ること。瀬乾(せぼ)し。
堰(せき)を切(き)・る
川の流れが堰を壊してあふれでる。また転じて、おさえられていたものが、こらえきれずにどっとあふれでる。「言葉が—・って出てきた」 [補説]「関を切る」と書くのは誤り。
せ‐ぼし【瀬乾し】
川の流れをせきとめて川の一部の水を涸(か)らし、魚を捕ること。堰乾(せきぼ)し。《季 夏》