こ‐ずみ【濃墨】
濃くすった墨。また、その墨の色。⇔薄墨。
こね‐ずみ【練ね墨】
練った墨。まゆずみ。
こ‐ぼく【古墨】
製造後、年月を経た墨。古いほど珍重される。
こんさいきんぼく【渾斎近墨】
会津八一による書跡集。昭和16年(1941)、銀座の鳩居堂で開催された書画展の図録として刊行。渾斎は会津の号のひとつ。
さい‐ぼく【彩墨】
彩色絵と墨絵。
さげ‐すみ【下げ墨】
《「さげずみ」とも》 1 大工が、柱などの傾きを、おもりのついた墨縄を用いて測ること。垂準。 2 おしはかること。思量。「信玄公御—少しもちがはず候ふと感じ奉る」〈甲陽軍鑑・一〇〉
ざんかん‐れいぼく【残簡零墨】
一部分が失われたりきれぎれになったりして残っている書きもの。断簡零墨。
しぶ‐ずみ【渋墨】
柿渋に灰墨(はいずみ)をまぜ合わせた塗料。防腐剤として板塀などに塗る。
し‐ぼく【紙墨】
紙と墨。また、墨で書いた文書。
しゅく‐ぼく【宿墨】
すったのち一夜を経た墨汁。