こえ‐ごえ【声声】
多くの人の声。各人の声。それぞれの声。「—に反対を唱える」
こえ‐じまん【声自慢】
自分の声や歌声がよいことを自慢すること。また、その人。
こえ‐つき【声付き】
声のようす。声のぐあい。声柄。「—が母親にそっくりだ」
声(こえ)なき声(こえ)
一般の人々の表立たない意見。→サイレントマジョリティー
声(こえ)の限(かぎ)り
ありったけの大声で。声を限りに。「—叫び続ける」
声(こえ)の下(した)
言葉が終わるか終わらないうち。言うやいなやのうち。言下。「禁煙と言った—からタバコに火をつける」 [補説]この句の場合、「下」を「もと」とは読まない。
こえ‐よし【声良】
鶏の一品種。秋田県の原産。大形で体形はシャモに似、色は白笹(しろざさ)と5色とがある。東天紅・唐丸とともに日本三長鳴き鶏(どり)の一。
こえ‐わざ【声技】
声を使って演じるもの。歌謡や語り物など。「—の悲しきことは、我が身崩(かく)れぬる後、留まる事の無きなり」〈梁塵秘抄口伝・一〇〉
声(こえ)を上(あ)・げる
1 大声を出す。また、今までより、大きな声を出す。「—・げて強調する」 2 意思表示をする。「反対の—・げる」 3 閉口する。音(ね)を上げる。「—・げさせてこませやい」〈滑・膝栗毛・八〉
声(こえ)を荒(あら)ら・げる
激しい語気の声を出す。「怒りのあまり、思わず—・げる」→荒らげる[補説]