てい‐せい【啼声】
なくこえ。なきごえ。「群児—の中に於て、悠然として詩歌を作り」〈中村訳・西国立志編〉
てい‐せい【鄭声】
《中国春秋時代の、鄭の国の歌謡がみだらであったところから》みだらな俗曲。野卑な音楽。「今日流行のラジオ歌謡などの—とも」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
てん‐せい【天声】
1 天が人に伝える声・言葉。天の声。「—人語」 2 雷鳴。転じて、大声。また、名声。
てん‐の‐こえ【天の声】
1 「天声(てんせい)」に同じ。 2 転じて、権力者や、影響力が強い人物の意見。
でん‐せい【伝声】
ことづけること。伝言。「御序の節宜しく—を乞う」〈木下尚江・良人の自白〉
とう‐せい【濤声】
波の音。「怒り哮(たけ)る相模灘の—」〈蘆花・不如帰〉 [補説]作品名別項。→濤声
とうせい【濤声】
日本画家、東山魁夷が描いた障壁画。唐招提寺御影堂(みえいどう)の寝殿の間を飾る。海の波とそれに抗う岩を描く。昭和50年(1975)に、山をテーマにした「山雲」とともに完成。両者をあわせ「山雲濤声...
とう‐せい【頭声】
口腔(こうこう)・鼻腔など、頭に近い器官の共鳴による高声区の声。→声区
とがり‐ごえ【尖り声】
腹を立てたときなどのとげとげしくかん高い声。とんがり声。
とき‐の‐こえ【鬨の声】
士気を鼓舞(こぶ)するために、多数の人が一緒に叫ぶ声。「軍勢が—を上げる」→鬨1