いっちょう‐じめ【一丁締め】
手締めの一。掛け声のあとに1拍だけ手をたたくもの。一本締め。
いっ‐つ・ける【言っ付ける】
[動カ下一]「いいつける」の音変化。「阿母(おっか)さんに—・けてやるぞ」〈秋声・あらくれ〉
いつ【五】
1 ご。いつつ。声を出して数えるときの語。「—、む、なな、や」 2 ご。いつつ。名詞の上に付いて用いる。「—文字」「—柱」
いつつ‐がしら【五つ頭】
歌舞伎下座音楽で、鳴り物の一。荒事の見得に伴って用いる。太鼓・大太鼓・笛の3種と、場合によっては大小の鼓(つづみ)をかけ声とともに打ち合わせる。
イデオフォン【ideophone】
言語学で、動物の声や物音、動作の状態などを表した語。擬声語および擬態語。オノマトペ。
いとど・し
[形シク]《副詞「いとど」の形容詞化》さらにはなはだしい。いよいよ著しい。「—・しく虫の声(ね)しげき浅茅生に露置き添ふる雲の上人」〈源・桐壺〉
糸道(いとみち)があ・く
一人前に三味線・琴などが弾けるようになる。「少しは—・いているのだからといって、三味線も教えてくれた」〈秋声・足迹〉
い‐な・く【嘶く/嘽く】
[動カ四]《「い」は馬の鳴き声》馬が声高く鳴く。いななく。「衣手葦毛(あしげ)の馬の—・く声心あれかも常ゆ異(け)に鳴く」〈万・三三二八〉
いな‐な・く【嘶く】
[動カ五(四)]馬が声高く鳴く。「一声高く—・く」
いぬ‐ひと【犬人/狗人】
上代、犬のほえ声をまねて発し、宮廷を警備した隼人(はやと)。「汝(いましみこと)の俳人(わざびと)たらむ。一に云はく、—」〈神代紀・下〉