おうごんのつぼ【黄金の壺】
《原題、(ラテン)Aulularia》プラウトゥスの戯曲。モリエールの「守銭奴」の種本として知られる。
《原題、(ドイツ)Der goldne Topf》ホフマンの小説。1814年に刊行の作...
おお‐つぼ【大壺】
1 大きな壺。 2 溲瓶(しびん)や、おまるのこと。「夜中、暁、—参らせなどし候ひし」〈宇治拾遺・五〉
お‐つぼ【御壺】
1 膳部(ぜんぶ)にのせる壺に入れた盛り物。 2 宮中の局(つぼね)の敬称。 3 御所などの中庭の敬称。「広綱を—のうちへめし」〈平家・一一〉
おはぐろ‐つぼ【御歯黒壺】
お歯黒の液を入れておく壺。
おもう‐つぼ【思う壺】
[連語]《「壺」は、ばくちでさいころを入れて振る道具》意図した状態。たくらんだとおり。「相手の—にはまる」
かな‐つぼ【金壺】
金属製の壺。銅壺(どうこ)の類。
かみなり‐の‐つぼ【雷鳴の壺】
平安京内裏の襲芳舎(しほうしゃ)の異称。雷鳴のときに天皇が臨御(りんぎょ)したのでいう。かんなりのつぼ。
かんなり‐の‐つぼ【雷鳴の壺】
「かみなりのつぼ」に同じ。「—に人々集まりて」〈古今・秋上・詞書〉
きり‐つぼ【桐壺】
《庭に桐の木が植えてあったところから》宮中五舎の一。平安京内裏の淑景舎(しげいしゃ)の別称。
源氏物語第1巻の巻名。光源氏の母桐壺更衣の死、源氏の臣籍(しんせき)降下、藤壺の入内(じゅだい)...
ぎょっ‐こ【玉壺】
玉で作った美しいつぼ。