じごく‐へん【地獄変】
「地獄変相」の略。 [補説]書名別項。→地獄変
じごくへん【地獄変】
芥川竜之介の小説。大正7年(1918)発表。地獄変相の屏風(びょうぶ)画を描くために、愛する娘の焼死をもいとわない絵師良秀を通して、芸術至上主義者の悲劇を描く。
じ‐へん【事変】
1 天変地異や突発的な騒動などの、非常の出来事。変事。 2 警察力では抑えきれず、軍隊の出動を必要とする程に拡大した騒乱。 3 宣戦布告なしに行われる国家間の戦闘行為。「満州—」
じ‐へん【時変】
時代の変化。時代の移り変わり。
じょうわ‐の‐へん【承和の変】
承和9年(842)伴健岑(とものこわみね)・橘逸勢(たちばなのはやなり)らが謀反を企てたとして、二人が流罪となり、仁明天皇の皇太子恒貞親王が廃された事件。藤原良房の陰謀といわれ、事件後、良房の甥...
じんご‐の‐へん【壬午の変】
1882年(壬午の年)、朝鮮のソウルで起こった反日的クーデター。親日策をとる閔妃(びんひ)一派に反対して、大院君一派に率いられた兵士・民衆が閔妃一派要人や日本人を殺害し、日本公使館を襲撃した。日...
せいかんろん‐せいへん【征韓論政変】
⇒明治六年の政変
せいこう‐の‐へん【靖康の変】
中国、北宋の靖康年間(1126〜1127)金軍が首都開封を占領して、徽宗・欽宗以下の皇族・貴族を捕らえて北方へ連れ去った事件。このため宋朝は一時中断したが、まもなく欽宗の弟の高宗が即位して南宋を...
せいなん‐の‐へん【靖難の変】
中国、明の第2代皇帝建文帝の諸王削廃策に対し、北京の燕王棣(てい)(永楽帝)が1399年に挙兵、京師(南京)を攻略し1402年に帝位を奪った事件。
せい‐へん【世変】
1 世の中の移り変わり。 2 世の中の騒乱。