なつのうた【夏の歌】
《原題、A Song of Summer》ディーリアスの管弦楽による交響詩。1931年に作曲。晩年の代表作で、ディーリアスの失明後に口述筆記により完成。
なつのおわり【夏の終り】
瀬戸内晴美の短編小説。昭和37年(1962)「新潮」誌に発表。自身の体験に基づき、不倫関係にある男性と、かつて自身の離婚の原因となった年下の男性との間で揺れる女性の心を描く。昭和38年(1963...
なつ‐の‐かげ【夏の陰/夏の蔭】
夏の、涼しい物陰。夏陰。「片岡のこの向つ峰(を)に椎(しひ)まかば今年の—にならむか」〈万・一〇九九〉
なつのかぜのなかで【夏の風の中で】
《原題、(ドイツ)Im Sommerwind》ウェーベルンの管弦楽曲。1904年作曲。無調音楽以前の後期ロマン派風の作品。生前は演奏されず、死後に遺品から楽譜が見つかり、1962年に初演が行われ...
なつ‐の‐きゅうでん【夏の宮殿】
《Letniy dvorets/Летний дворец》ロシア連邦北西部、レニングラード州の都市サンクトペテルブルグにあるロシア帝国時代の宮殿。ネバ川、フォンタンカ川、白鳥運河に囲まれた夏の...
なつのきょく【夏の曲】
箏曲(そうきょく)。嘉永・安政(1848〜1860)ごろ、2世吉沢検校が作曲した古今組の一。古今集の夏の部から4首を選んで歌詞としたもの。明治中期に松坂春栄が手事(てごと)を作曲、挿入した。
なつ‐の‐くれ【夏の暮れ】
1 夏の終わりごろ。 2 夏の日の夕暮れ時。《季 夏》
なつ‐の‐こうしえん【夏の甲子園】
「全国高等学校野球選手権大会」の通称。→春の甲子園
夏(なつ)の小袖(こそで)
小袖は冬着であるところから、時節外れで不用な物のたとえ。
なつ‐の‐しげり【夏の茂り】
夏、草木の葉がしげること。また、その所。「物思ひの深さくらべにきてみれば—もものならなくに」〈かげろふ・中〉