しなの‐たんぽぽ【信濃蒲公英】
キク科タンポポ属の多年草。関東北部から中部地方に分布する、日本在来のタンポポ。カントウタンポポの亜種で、総苞片(そうほうへん)に角状突起がほとんどない。
シネラリア【cineraria】
キク科の多年草。高さ40〜60センチ。葉は心臓形に近い卵形でフキに似る。冬から春に、紅・紫・白などの花を多数つける。カナリア諸島の原産。観賞用に温室で栽培される。蕗菊(ふきぎく)。蕗桜(ふきざく...
しのぶ【忍】
1 シノブ科の多年生のシダ。山中の岩や樹木に着生。根茎は褐色の鱗片(りんぺん)を密にかぶり、葉身は三角形で細かく裂ける。江戸時代から根や茎を丸めて釣り忍として観賞用にする。しのぶぐさ。《季 夏》...
しば【芝】
1 イネ科の多年草。日当たりのよい地に密に生える。茎は強く、地面をはい、5月ごろ繊細な茎を出して紫色がかった穂をつける。庭園や土手に植えて芝生とする。芝草。 2 芝生などとして植える葉の細い草。...
しば‐ざくら【芝桜】
ハナシノブ科の多年草。高さ約10センチ。地をはうように密生し、葉は細長くかたい。春に淡桃・赤・白色などの花をつける。北アメリカの原産。モスフロックス。花爪草(はなつめくさ)。《季 春》
しもつけ‐そう【下野草】
バラ科の多年草。山地に自生し、高さ約60センチ。葉は羽状複葉で、先の小葉は手のひら状。夏、シモツケに似た淡紅色の小花を密生する。草下野(くさしもつけ)。《季 夏》
しも‐ばしら【霜柱】
1 冬の夜、土中の水分が地表にしみ出て凍結してできる、細い氷柱の集まり。関東地方の赤土にできやすい。《季 冬》「貧乏の庭の広さよ—/虚子」 2 シソ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ約60センチ...
しゃ‐が【射干/著莪】
アヤメ科の多年草。林下に群生し、高さ50〜60センチ。葉は剣状。5月ごろ、黄色い斑点のある白い花を咲かせる。種子はできない。胡蝶花。《季 夏》「墓所の水落つる小溝や—の花/碧梧桐」
しゃく【杓】
1 柄杓(ひしゃく)。 2 セリ科の多年草。高さ約90センチ。葉は羽状複葉。5〜7月ごろ、白い小花が集まって傘(かさ)状に咲く。やまにんじん。
しゃくじょう‐そう【錫杖草】
ツツジ科の多年生の菌従属栄養植物。山地の陰湿地に生え、高さ約20センチ。全体が淡黄褐色で、葉は鱗片(りんぺん)状。夏、淡黄白色のつり鐘形の花をつける。錫杖花。