よ‐ぎしゃ【夜汽車】
夜間に走る汽車。夜行列車。「—で行く」
よ‐ぎり【夜霧】
夜に立つ霧。《季 秋》「山国の—に劇場(しばゐ)出て眠し/水巴」
よぐそ‐みねばり【夜糞峰榛】
カバノキ科の落葉高木。山地に自生。樹皮は黒みがかった赤土色ではがれやすく、冬緑油(とうりょくゆ)に似た匂いがし、葉は卵形で縁にぎざぎざがある。5月ごろ、尾状の雄花穂と、上向きの雌花穂とをつけ、果...
よ‐ぐたち【夜降ち】
夜がふけること。また、その時刻。夜ふけ。「—に寝覚(さ)めて居れば川瀬尋(と)め心もしのに鳴く千鳥かも」〈万・四一四六〉
よ‐ぐた・つ【夜降つ】
[動タ四]夜がふける。「—・ちて鳴く川千鳥うべしこそ昔の人もしのひ来にけれ」〈万・四一四七〉
よこ‐ひき【夜興引き】
《「よごひき」とも》冬の夜間、山中で猟をすること。また、その人。よこうひき。《季 冬》「—や犬心得て山の路/子規」
よ‐ごえ【夜声】
夜に聞こえる声。夜中に高く響く声。「隼人(はやひと)の名に負ふ—いちしろく我が名は告(の)りつ妻と頼ませ」〈万・二四九七〉
よ‐ごし【夜越し】
1 夜を越すこと。夜どおし。「君がため—に摘める七草のなづなの花を見て忍びませ」〈散木集・一〉 2 夜、山河などを越すこと。夜ごえ。「わしは今夜は—に行く」〈浄・伊賀越〉
よ‐ごと【夜毎】
毎夜。毎晩。よなよな。
よ‐ごみ【夜込み】
1 ⇒暁の茶事 2 夜、忍び入って敵地を攻めること。「今夜四つ過ぎ時分、敵より—をし候とて」〈言継卿記〉