さか‐ゆめ【逆夢】
現実とは逆のことを見る夢。実際には逆のことが起こるような夢。⇔正夢(まさゆめ)。
さじょうのゆめ【沙上の夢】
野口雨情の詩集。大正12年(1923)刊行。
さんしちぜんでんなんかのゆめ【三七全伝南柯夢】
読本。6巻。曲亭馬琴作、葛飾北斎画。文化5年(1808)刊。三勝(さんかつ)・半七の情話をもとに唐の小説「南柯記」などを取り入れ、室町時代末の武士の世界に移して勧善懲悪を盛り込んだ伝奇小説。
ざん‐む【残夢】
明け方に、うとうとと見ている夢。目が覚めてもなお夢心地でいること。
しじんのゆめ【詩人の夢】
松村栄子のファンタジー小説。平成13年(2001)刊行。平成5年(1993)刊行の「紫の砂漠」の続編。
しゅん‐む【春夢】
春の夜の夢。また、人生のはかなさのたとえ。「栄光も一場の—でしかない」
じつ‐む【実夢】
事実とぴったり合う夢。正夢(まさゆめ)。
じんせいはゆめ【人生は夢】
《原題、(スペイン)La vida es sueño》カルデロンによる哲学的戯曲。1635年の作。
すい‐む【睡夢】
眠って見る夢。「—の中に一生を送る者少なからず」〈中村訳・西国立志編〉
すい‐む【酔夢】
酔って眠っている間に見る夢。また比喩的に、満足して安閑としている状態。「吾々は世の—に覚醒を与えんが為に」〈木下尚江・火の柱〉