おおし‐た・つ【生し立つ】
[動タ下二]育てて大きくする。育て上げる。「妹(おとうと)は、故上の子のやうにて—・て給ひしかば」〈夜の寝覚・一〉
おお‐しまだ【大島田】
島田髷(まげ)を大きく結い上げたもの。
おお‐しんぶん【大新聞】
明治前期の新聞の種類の一。大きい用紙を使い、文語体の政治議論を中心に、知識人を読者対象とした。東京日日新聞・郵便報知新聞などがその代表。→小(こ)新聞
おお‐じ【大路】
《古くは「おおち」》幅の広い道路。町中の大きな道。大通り。「都—」⇔小路(こうじ)。「あをによし奈良の—は行き良けどこの山道は行き悪(あ)しかりけり」〈万・三七二八〉
おお‐じか【大鹿/麋】
1 大きな鹿。 2 ヘラジカ・ワピチ・アカシカの別名。
おお‐じかけ【大仕掛(け)】
[名・形動]仕掛けや仕組みが大きいこと。また、そのさま。大がかり。大規模。「—な実験設備」
おおじ‐しぎ【大地鷸】
シギ科の鳥。全長約30センチ。全身が茶色のまだら、くちばしはまっすぐで長い。本州中部以北で繁殖し、冬はオーストラリアまで渡りをする。急降下するときに大きな音をたてるので、かみなりしぎともいう。
おお‐じしばり【大地縛り】
キク科の多年草。田や道端にみられる。ジシバリに似るが、葉や花が大きい。春から夏に黄色い花を開く。
おおじょうむ【大聖武】
「賢愚経」の写経の断簡。奈良時代の書写で、字が大きくて聖武天皇宸筆(しんぴつ)と伝えられるところから、この名でよばれる。古筆手鑑(てかがみ)に尊重された。
おお‐そで【大袖】
1 宮中で、礼服(らいふく)着用の際、小袖の上に着た表衣(うわぎ)。袖口が広く、たもとが長い。 2 中世の鎧(よろい)付属の袖。幅が広く大きく、鎧の肩から垂らして、盾の代用となる。大袖の鎧。 3...