うこんえ‐の‐だいしょう【右近衛大将】
令外(りょうげ)の官。右近衛府の長官。従三位相当。多くは大臣・納言などが兼任。右近大将(うこんのだいしょう)。右大将(うだいしょう)。
うじ‐じゅうじょう【宇治十帖】
源氏物語54帖のうち、橋姫から椎本(しいがもと)・総角(あげまき)・早蕨(さわらび)・宿木・東屋(あずまや)・浮舟・蜻蛉(かげろう)・手習・夢浮橋(ゆめのうきはし)までの最後の10帖の総称。光源...
うじ‐の‐ちょうじゃ【氏の長者】
1 平安時代以降の氏の首長の称。奈良時代以前の氏の上(かみ)にあたる。→氏の上 2 室町時代以後、藤原氏で摂関の地位に就いた者、および源氏で征夷(せいい)大将軍になった者の称。
う‐だいしょう【右大将】
⇒右近衛大将(うこんえのだいしょう)
うち‐い・ず【打ち出づ】
[動ダ下二] 1 広々とした所に出る。「田子(たご)の浦ゆ—・でて見ればま白にそ富士の高嶺に雪は降りける」〈万・三一八〉 2 さっと出る。「谷風にとくる氷のひまごとに—・づる波や春の初花」〈古今...
うち‐まいり【内参り】
1 宮中へ参上すること。参内(さんだい)。「右大将のぬし、五節(ごせち)いだし給ひて、—の夜」〈延宝版宇津保・嵯峨院〉 2 「入内(じゅだい)」に同じ。「かく—や何やと我が方ざまをのみ思ひ急ぐや...
う‐ばくか【右幕下】
右近衛大将(うこんえのだいしょう)の居所。また、その人の敬称。特に源頼朝をさすことがある。
うま‐じるし【馬印/馬標】
戦陣で用いた標識の一。大将の乗馬の側に立てて、その所在を示す目印としたもの。
うま‐まわり【馬廻り】
1 主君または一軍の大将の乗っている馬の周囲。「義貞は兼ねてより—に勝れたる兵を七千余騎囲ませて」〈太平記・一四〉 2 主君・大将の乗った馬の周囲にあって警護をする騎馬武者。また、その一団。近世...
うら‐きん【裏金】
1 日本画で、絵絹の裏から金箔(きんぱく)を当てたもの。裏箔(うらはく)。 2 裏に金箔を張った陣笠(じんがさ)。侍大将などがかぶった。 3 江戸時代、藩札発行の際に、その兌換(だかん)のために...