たたき‐だいく【叩き大工】
へたな大工。また、主に簡単な仕事をする大工。
だいく‐がしら【大工頭】
1 大工たちを統率して建築作業に携わる人。棟梁(とうりょう)。 2 江戸幕府の職名。作事奉行(さくじぶぎょう)に属して配下の大工を統率した。
大工(だいく)の掘(ほ)っ建(た)て
人のために立派な家を建てる大工が、粗末な掘っ建て小屋に住んでいる。他人の世話ばかりしていて、自分のことに無関心であったり、手が回らなかったりすることのたとえ。
だいく‐ぶるまい【大工振(る)舞(い)】
新築した家の親類縁者が、その当人や大工を招き、酒食をふるまうこと。
ちょうな【手斧/釿】
《「ておの」の音変化》大工道具の一。直角に曲がった大きな平鑿(ひらのみ)に木製の柄をつけた鍬(くわ)形の斧(おの)。木材を荒削りしたのち平らにするのに用いる。
ちょうな‐はじめ【手斧始め】
1 家の建築に際し、大工が仕事を始める日に行う儀礼。木造(こづく)り始め。斧(おの)始め。 2 正月に大工が行う仕事始めの行事。《季 新年》
つば‐のみ【鐔鑿】
柄の根元に近い部分につばをつけたのみ。大釘を木に打ち込むための釘穴をあけるのに用い、たたき込んでからつばを逆にたたき上げて抜く。主に船大工が用いた。釘差しのみ。
ディー‐アイ‐ワイ【DIY】
《do-it-yourself》しろうとが自分で何かを作ったり、修繕したりすること。日曜大工。ドゥイットユアセルフ。 [補説]第二次大戦後のロンドンで、廃墟に立った元軍人たちが「何でも自分でやろ...
とう‐りょう【棟梁】
1 建物の棟(むね)と梁(はり)。 2 《棟と梁は家を支える重要な部分であるところから》 ㋐一族・一門の統率者。集団のかしら。頭領。また、一国を支える重職。 ㋑仏法を守り広める重要な地位。また、...
どう‐ぐ【道具】
1 物を作ったり、何かをしたりするために用いる器具の総称。「大工—」「家財—」 2 他の目的のために利用されるもの。また、他人に利用される人。手段。「取引の—にする」 3 身体に備わっている種々...