み‐かど【御門/帝】
《「門(かど)」の尊敬語》 1 天子・天皇の位。また、天皇の尊称。 2 門。特に、皇居の門。「一日(ひとひ)には千度(ちたび)参りし東(ひむがし)の大き—を入りかてぬかも」〈万・一八六〉 3 御...
みかのはら【瓶原】
京都府南部、木津川市加茂町の地名。木津川の北岸に位置し、元明天皇の離宮、聖武天皇の恭仁(くに)京が置かれた地。「甕原」「三日原」などとも書いた。
みくしげ‐どの【御匣殿/御櫛笥殿】
1 内裏の貞観殿(じょうがんでん)の中にあり、内蔵寮で調進する以外の天皇の衣服などの裁縫をする所。 2 《「御匣殿の別当」の略》御匣殿の女官の長で、上﨟女房がなる。
貞観殿の異称。
みくに‐ゆずり【御国譲り】
天皇が位を皇太子に譲ること。譲位。「—の節会(せちゑ)行はれて」〈徒然・二七〉
み‐くらい【御位】
1 天皇の位。皇位。帝位。また、その位にあること。 2 位を尊んでいう語。「程もなく、もとの—あらたまりて」〈源・明石〉
みぐし‐あげ【御髪上げ】
1 貴人の髪を結うこと。また、そのことに奉仕する人。 2 平安時代、宮中で12月の下の午(うま)の日に、天皇・東宮などの一年中の髪のくずを主殿寮(とのもりょう)で焼いた儀式。 3 成人した女子が...
み‐け【御食/御饌】
神への供物。また、天皇の食事の料。「大—に仕へ奉るとをちこちにいざり釣りけり」〈万・四三六〇〉
みけ‐つ‐くに【御食つ国】
天皇の食料を献上する国。「—志摩の海人(あま)ならしま熊野の小舟に乗りて沖辺漕ぐ見ゆ」〈万・一〇三三〉
みけ‐つ‐もの【御食つ物】
天皇の食物。「擎(ささ)ぐ所の—」〈雄略紀〉
み‐こ【御子/皇子/皇女/親王】
1 (御子)神の子。特に、イエス=キリストをさす。 2 天皇の子。皇子・皇女。皇女は「ひめみこ」とも。「玉のをのこ—さへうまれ給ひぬ」〈源・桐壺〉 3 天皇の子で、親王宣下を受けた者。しんのう。...