りんのう‐じ【輪王寺】
栃木県日光市にある天台宗の門跡寺院。山号は、日光山。天平神護2年(766)勝道が開創。四本竜寺(のちの満願寺)と称した。慶長18年(1613)天海が入寺、徳川家康の墓所として東照宮を造営。のち、...
りん‐めい【綸命】
天子や天皇の命令。綸旨(りんじ)。「唐の太宗皇帝の—を受け」〈中島敦・悟浄出世〉
るいだいわかしゅう【類題和歌集】
江戸中期の歌集。31巻。後水尾天皇の勅撰。元禄16年(1703)刊。二十一代集以下の家集・歌合(うたあわせ)などから集めた1万二千余首を、四季・恋・雑などの類題に分けて編集したもの。
れいき【霊亀】
奈良時代、元正天皇の時の年号。715年9月2日〜717年11月17日。
れんだい‐の【蓮台野】
墓地。火葬場。地名となっている所が多い。特に、京都市北区船岡山の西麓の地が有名で、後冷泉天皇、近衛天皇の火葬塚がある。
ろくい‐の‐くろうど【六位の蔵人】
位階が六位で特に蔵人に任ぜられた者。毎日交代で天皇の膳の給仕や宮中の雑事に奉仕した。六位としては例外的に昇殿を許された。
ろんご【論語】
中国の思想書。20編。孔子没後、門人による孔子の言行記録を、儒家の一派が編集したもの。四書の一。処世の道理、国家・社会的倫理に関する教訓、政治論、門人の孔子観など多方面にわたる。日本には応神天皇...
わかくさ‐がらん【若草伽藍】
法隆寺の創建当時のものとされる伽藍。日本書紀に天智天皇9年(670)法隆寺焼失の記事があり、昭和14年(1939)現在の西院伽藍南東部から四天王寺式配置の伽藍跡が発掘された。
わかち【分(か)ち/別ち】
1 物事の区別。けじめ。「昼夜の—なく歩きつづける」 2 わきまえること。分別。「姫は—もなき中に」〈浄・用明天王〉 3 事情。顛末(てんまつ)。「天皇は始終の—を聞こし召し」〈浄・千本桜〉
わか‐どころ【和歌所】
勅撰和歌集の編纂(へんさん)のために宮中に設けられた臨時の役所。天暦5年(951)村上天皇が梨壺(なしつぼ)に設置したのに始まる。別当・開闔(かいこう)・寄人(よりゅうど)などが置かれた。→御歌...