いあく‐じょうそう【帷幄上奏】
明治憲法のもとで、陸海軍大臣・参謀総長(陸軍)・軍令部総長(海軍)などが軍機・軍令について、閣議を経ずに直接天皇に上奏したこと。
いいのや‐ぐう【井伊谷宮】
静岡県浜松市浜名区にある神社。旧官幣中社。祭神は後醍醐天皇の皇子宗良(むねなが)親王。明治5年(1872)の創建。本殿の裏に親王の墳墓がある。
い‐かい【位階】
長く官職にあった者や特に功績のあった者などに与えられる栄典の一。元来は官人の序列で、推古天皇11年(603)の冠位十二階に始まり、大宝令とこれを改定した養老令の位階制が長く行われた。皇族の親王は...
いかほ‐おんせん【伊香保温泉】
渋川市の温泉。急な石段の両側に旅館が並ぶ。垂仁(すいにん)天皇のころの発見といわれる。泉質は単純温泉・硫酸塩泉など。
いかるが‐でら【斑鳩寺】
法隆寺の異称。
兵庫県揖保(いぼ)郡太子町にある天台宗の寺。推古天皇よりこの地を賜った聖徳太子が創建。もと大和の法隆寺の別院。
いかるが‐の‐みや【斑鳩宮】
推古天皇9年(601)に、聖徳太子が造営した宮殿。奈良県生駒郡斑鳩町にある法隆寺の東院がその跡といわれる。
いぎ‐の‐おもの【威儀の御膳】
儀式や饗宴(きょうえん)のときに天皇にすすめる御膳。いぎのごぜん。
いけのべのなみつき‐の‐みや【池辺双槻宮】
用明天皇の皇居。現在の奈良県桜井市にあったと伝えられる。磐余池辺双槻宮(いわれのいけのべのなみつきのみや)。
いけのもくず【池の藻屑】
江戸中期の歴史物語。14巻。荒木田麗女(あらきだれいじょ)著。明和8年(1771)成立。増鏡のあとを受けて、後醍醐天皇から後陽成天皇まで14代270年間の歴史を、老尼が物語る体裁をとる。
いさお・し【勲し/功し】
[形シク] 1 勇ましい。雄々しい。「里坊(さとまち)の百姓(おほむたから)の清く正しく—・しき者を取りて充てよ」〈孝徳紀〉 2 勤勉である。「其れ如此(これら)の人は皆君に—・しきこと無く」〈...