いちのたに【一ノ谷】
神戸市須磨区西部の地名。安徳天皇の内裏(だいり)跡や鵯越(ひよどりごえ)がある。源平の古戦場。
いっせい‐いちげん【一世一元】
天皇一代に、ただ一つの年号を用いること。明治元年(1868)9月8日の改元の詔によって定められた。一代一元。
いってん‐の‐きみ【一天の君】
天下を治める君主である人。天皇。天子。「—崩御なって後」〈平家・一〉
いっぱん‐さんが【一般参賀】
一般人が、皇居内にある長和殿前の広場へ出向いて祝賀の意を表する行事。毎年、1月2日と天皇誕生日に行われる。
いつか‐の‐せちえ【五日の節会】
奈良時代以後、朝廷年中行事の一。毎年5月5日に天皇が武徳殿に出て、群臣に宴を賜り、あとに騎射が催される。参列する人々は菖蒲(あやめ)を鬘(かずら)につけた。平安時代後期には衰えた。端午の節会。い...
いつき‐の‐みこ【斎皇女/斎王】
天皇即位のとき、伊勢神宮や賀茂神社に天皇の名代として遣わされた未婚の内親王または女王。伊勢神宮では斎宮、賀茂神社は斎院ともいう。斎内親王(さいないしんのう)。斎王(さいおう)。いつきのみや。いつき。
いつく・し【厳し/美し/慈し】
[形シク]《「稜威(いつ)奇(く)し」の意という》 1 神や天皇または貴人の威力が強く激しいさま。いかめしくおごそかである。「そらみつ大和の国は皇神(すめがみ)の—・しき国」〈万・八九四〉 2 ...
いつせ‐の‐みこと【五瀬命】
鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の子。神武天皇の兄。神武天皇とともに九州から東征し、紀伊で没したといわれる。
いつのことわき【稜威言別】
記紀歌謡の注釈書。10巻・目安1巻。橘守部(たちばなもりべ)著。嘉永3年〜明治27年(1850〜1894)刊。記紀の歌謡183首を、年代順・天皇代別に分類し、詳しい注釈を加えたもの。
いで‐まし【出で座し】
天皇など尊い方のお出かけ。行幸。「わが大君の—の山越す風の」〈万・五〉