いんよう‐れき【陰陽暦】
「太陰太陽暦」の略。
いん‐れき【陰暦】
1 「太陰暦(たいいんれき)」に同じ。 2 「太陰太陽暦」に同じ。日本でいう旧暦はこれにあたる。
カリポス‐ほう【カリポス法】
紀元前4世紀、ギリシャのカリポス(Kallippos)が考案した太陰太陽暦。太陰暦76年を1期とし、これに28回の閏年を入れて季節に合わせるもの。これによると1太陽年が365.25日となる。
かんせい‐れき【寛政暦】
江戸時代、宝暦暦に代えて寛政10年(1798)から採用された太陰太陽暦。高橋至時(たかはしよしとき)らが編成したもので、天保13年(1842)まで45年間使用された。寛政戊午暦(ぼごれき)。
きゅう‐れき【旧暦】
明治5年(1872)まで用いられていた太陰太陽暦。⇔新暦。
ぎほう‐れき【儀鳳暦】
太陰太陽暦の一。中国で唐代に李淳風(りじゅんぷう)が作った麟徳(りんとく)暦の日本での呼び名。高宋の儀鳳2年(677)日本に伝わり、文武天皇元年(697)から天平宝字7年(763)まで使用。
げんか‐れき【元嘉暦】
中国で、元嘉20年(443)に何承天(かしょうてん)によって作られた太陰太陽暦。日本に伝えられた最古の暦とされ、持統天皇の代に採用されたという。
こ‐よみ【暦】
《「日(か)読み」の意》 1 時の流れを年・月・週・日の単位で区切り、わかりやすくした体系。日本では推古10年(602)百済から伝えられた中国暦、貞享元年(1684)渋川春海によって作成された貞...
ごき‐れき【五紀暦】
762年、中国唐の郭献之らが勅によって作成した太陰太陽暦。五紀1を記したもの。日本では天安元年(857)から貞観3年(861)まで用いられた。
じゅじ‐れき【授時暦】
1280年、中国元代の郭守敬が作製した太陰太陽暦。天文観測を基礎に1年を365.2425日とした。中国の暦法中最もすぐれたもので、日本の貞享暦のもとにもなった。