たいし‐まげ【太子髷】
聖徳太子像にみられる角髪(みずら)のように、髪を左右に分け、両耳のあたりで輪に結んだ髪形。
たい‐しゅ【太守】
1 平安時代以後、親王の任国と定められていた上総(かずさ)・常陸(ひたち)・上野(こうずけ)の3か国の守(かみ)の称。 2 一般に、幕府の高官や領主のこと。江戸時代には、国持大名の俗称。 3 古...
たい‐しょ【太初】
天地の開けはじめた時。太始。
たい‐しょう【太衝】
陰暦9月の異称。
たいしん‐ぞめ【太申染】
元禄(1688〜1704)ごろ、江戸三十間堀の材木屋で太申と号した和泉屋甚助が宣伝のため、「太申」の2字を小紋に染め出して役者中村伝九郎に着せ、売り広めたもの。伝九郎染。
たいじゅう【太十】
浄瑠璃「絵本太功記」の10段目「尼ケ崎」の段の通称。
たい‐じょう【太上】
1 最もすぐれたもの。きわめてよいもの。最良。「—は形を離れて普遍の念に入る」〈漱石・虞美人草〉 2 天子の尊称。
たい‐じょう【太常】
中国の官名。漢代に秦代の奉常を改称したもので、天子の宗廟(そうびょう)の祭礼をつかさどった。のち一時、太常寺・大宗伯などと改称され、清代まで続いた。
たいじょう‐ろうくん【太上老君】
道教で、老子を神格化した称。後漢以後さまざまな伝説とともに神格化され、六朝時代に道教の神の一つとしてこの名が定着した。
たい‐じん【太甚】
[形動][文][ナリ]物事の程度のはなはだしいさま。「人民順従の度—なるときに於て」〈永峰秀樹訳・代議政体〉