たい‐ろう【大牢/太牢】
1 中国で、天子が社稷(しゃしょく)を祭るときの、牛・羊・豚などの供え物。 2 りっぱな料理。ごちそう。「—の滋味、煮焼て一鍋三百銅」〈魯文・安愚楽鍋〉 3 江戸時代、江戸小伝馬町の牢で戸籍のあ...
たえもん【太右衛門】
美しい女。美人。「喜多八、見さっし、美しい—だ」〈滑・膝栗毛・初〉 [補説]寛政(1789〜1801)のころ、江戸で美しい牡丹(ぼたん)を栽培するので有名だった牡丹屋太右衛門から出た語。また、「...
たち【太刀/大刀】
《「断ち」の意》 1 長大な刀剣の総称。短小の「かたな」に対していう。 2 刃を下に向けて腰につり下げる長大な刀剣。刃を上に向けて帯にさす「かたな」に対していう。 [補説]本来は平安中期ごろまで...
たち‐うお【太刀魚】
スズキ目タチウオ科の海水魚。全長約1.5メートル。体は細長く側扁が著しい。尾端は糸状。歯は鋭い。体表はうろこがなくてグアニンで覆われ、銀白色。海中では頭を上にして、直立している。世界の暖海に分布...
たち‐うち【太刀打ち】
[名](スル) 1 太刀で打ち合ってたたかうこと。 2 まともに張り合って競争すること。多く、あとに打消しの語を伴う。「若さには—できない」「まともに—してはかなわない」 3 槍の口金から血溜ま...
たち‐おと【太刀音】
太刀で物を切ったり、太刀を打ち合ったりする音。
たち‐おどり【太刀踊(り)】
高知県を中心に分布する民俗芸能。普通は20人ほどの若者が二人一組になって、太刀または太刀花(両端に紙花をつけた棒)を打ち合わせながら踊る。花取り踊り。
たち‐おりがみ【太刀折(り)紙】
1 太刀に添える鑑定書。→折り紙 2 太刀や馬を贈るときの目録にした折り紙。
たち‐かけ【太刀懸(け)】
1 太刀をかけること。また、その台。 2 「太刀懸の草摺(くさずり)」の略。
たちかけ‐の‐くさずり【太刀懸の草摺】
⇒射向(いむけ)の草摺