たいいん‐ひょう【太陰表】
天文表の一。月の黄経・黄緯・視差などの算出表を収めたもの。天体観測や航海などで用いる。
たいいん‐れき【太陰暦】
月の満ち欠けを基準にして作った暦。1朔望月(さくぼうげつ)は29.5306日なので29日と30日の月を組み合わせて1年を12か月とし、30年に11回の割合で30日の月を二度続ける。季節とは合わな...
たいえき【太液】
中国の歴代王朝の宮殿にあった池の名。漢代には長安城外の未央宮内に、唐代には大明宮内に、明・清代には北京(ペキン)の西苑内にあった。太液池。
たいえき‐の‐ふよう【太液の芙蓉】
《白居易「長恨歌」から》太液に咲く蓮(はす)の花。美人の顔にたとえる。
たい‐かん【太監】
中国の官名。遼代は大府・少府の長官。元代から清代にかけては宦官の官庁の長官。転じて、宦官の俗称。
たい‐きょ【太虚/大虚】
1 おおぞら。虚空(こくう)。「広漠たる—」 2 古代中国の宇宙観で、宇宙の本体である気の根元的形態。気が散じて空虚になっている状態をさす。
たい‐きょく【太極】
古代中国の宇宙観で、万物を構成する陰陽二つの気に分かれる以前の根元の気。南宋の朱熹(しゅき)は、太極は天地万物の根拠の理であると考えた。
たいきょく‐き【太極旗】
大韓民国の国旗。白地の中央に赤と青で太極を表す図を配置し、その周囲に四つの卦(け)が描かれている。
たいきょく‐けん【太極拳】
中国で、明代末から清代初ごろに始められたという拳法。円を描くようなゆっくりした動作を深呼吸に合わせて行うのが特徴で、現在では武術としてよりも健康法として中国政府が奨励している。
たいきょく‐ず【太極図】
太極を表す図。