ふっき【伏羲/伏犠】
中国古代伝説上の帝王。初めて八卦(はっけ)を作り、婚姻の制度を整え、民に漁や牧畜を教えたという。女媧(じょか)の兄あるいは夫といわれ、三皇の一人。太昊(たいこう)。庖犠(ほうき)。宓犠(ふくき)。
ふつつか【不束】
[形動][文][ナリ] 1 気のきかないさま。行きとどかないさま。不調法。「—な点はお許しください」 2 太くて丈夫なさま。「いと大きやかに、—に肥え給ひつるが」〈宇津保・蔵開上〉 3 太くてぶ...
ふと‐ざお【太棹】
1 三味線の種類の一。棹の太さによって3種に分けたうちの最も太いもの。胴も大きく、また弦も太い。義太夫節などに用いられる。→中棹(ちゅうざお) →細棹(ほそざお) 2 義太夫節の異称。
ふどうちょう【不同調】
日本の文芸誌。雑誌「新潮」の編集者であった中村武羅夫が、菊池寛の創刊による文芸誌「文芸春秋」の対抗誌として、大正14年(1925)に創刊。昭和4年(1929)休刊。同人に、岡田三郎、間宮茂輔、尾...
ふな‐こ【船子/舟子】
船長(ふなおさ)の指揮下にある人。水夫。船方。「楫取り、—どもにいはく」〈土佐〉
ふぼくしゅう【夫木集】
「夫木和歌抄」の異称。
ふぼくわかしょう【夫木和歌抄】
鎌倉後期の私撰和歌集。36巻。藤原長清撰。延慶3年(1310)ごろの成立とされる。万葉集以後の家集・私撰集・歌合わせなどの撰から漏れた歌1万7000余首を、四季・雑に部立てし、約600の題に分類...
ふみ‐おこ・す【踏み起こす】
[動サ四] 1 地を踏んで鳥獣などを驚かす。狩りたてる。「朝狩に鹿猪(しし)—・し夕狩に鳥踏み立て」〈万・九二六〉 2 再興する。「中ごろ絶えたる足利の家—・す」〈浄・女夫池〉
ふゆ‐やま【冬山】
1 草木が枯れたり、雪におおわれたりした冬の山。《季 冬》「—やどこまで上る郵便夫/水巴」 2 冬に登山の対象となる山。⇔夏山。
フラウ【(ドイツ)Frau】
既婚女性に対する敬称。夫人。奥様。姓または姓名の前につけても用いる。