あだし‐おとこ【他し男】
(多く、夫以外の)ほかの男。別の男。
あだ‐ばな【徒花】
1 咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実(じつ)を伴わない物事。むだ花。「—を咲かす」「—に終わる」 2 季節はずれに咲く花。 3 はかなく散る桜花。あだざくら。「風をだに待つ程もなき—は枝に...
仇(あだ)をな・す
1 恨みに思う。かたきとみる。 2 仕返しをする。また、害を及ぼす。「我夫婦に—・す悪漢なりと思えば」〈鉄腸・花間鶯〉
あて‐つ・ける【当て付ける】
[動カ下一][文]あてつ・く[カ下二] 1 他にかこつけて相手の悪口や皮肉などを言う。また、皮肉な態度をとる。あてこする。「兄に—・けて弟をほめる」 2 仲のよさを見せつける。「新婚の夫婦に目の...
あて◦られる【当てられる】
[連語]《「られる」は受身の助動詞》 1 毒などのためにからだに害を受ける。「暑さに—◦られる」 2 男女の仲のよいのを見せつけられたり、のろけ話を聞かされたりして悩まされる。「隣の新婚夫婦に—...
あとおい‐しんじゅう【跡追い心中】
死んだ恋人や夫または妻を慕って自殺すること。
あと‐つけ【後付け/跡付け】
1 江戸時代、客の乗った馬の後方に荷をつけること。また、その荷。武士の乗る場合は多く刀箱であった。「—あけて路銀のうち十両、当分入り用に使ひ給へと渡せば」〈浮・新可笑記・五〉 2 芸者が付き添い...
跡(あと)訪(と)・う
1 行方をたずねる。「浜千鳥のほかは—・ふものもなかりけり」〈平家・三〉 2 死後を弔う。「おのづからのこりて、—・ふ人もさすがあるらめど」〈右京大夫集・詞書〉
跡(あと)を守(まも)・る
1 留守の間を守る。 2 親や夫、あるいは師の死後、故人の業を受け継ぎ、それを絶やさないようにする。
あ‐な‐た【貴方】
[代]《「彼方(あなた)」から》二人称の人代名詞。 1 対等または目下の者に対して、丁寧に、または親しみをこめていう。「—の考えを教えてください」 2 妻が夫に対して、軽い敬意や親しみをこめてい...