高名(こうみょう)の中(なか)に不覚(ふかく)あり
得意になっているときに、かえって失敗のもとになる誤りを犯しやすい。
こ・く【放く】
[動カ五(四)] 1 からだの外に放出する。ひる。「屁(へ)を—・く」 2 ものを言うのを卑しみ、また乱暴にいう語。ほざく。ぬかす。「うそを—・くな」 3 何かをする意の俗な言い方。「ああ、びっ...
心(こころ)が乱(みだ)・れる
あれこれと思いわずらい、心の平静が失われる。「思わぬ失敗に—・れる」
こず・む【偏む】
[動マ五(四)] 1 筋肉がかたくなる。凝る。「首筋が—・む」 2 心が重くなる。気がめいる。「墓まいりって奴は…一人や二人だとわるく料簡が—・んでいけねえ」〈万太郎・春泥〉 3 競馬で、肩の筋...
こそでそがあざみのいろぬい【小袖曽我薊色縫】
歌舞伎狂言。世話物。7幕。河竹黙阿弥作。安政6年(1859)江戸市村座初演。極楽寺の僧清心(せいしん)と遊女十六夜(いざよい)が心中に失敗し、やがて悪の道に踏み込む話。別名題「花街模様薊色縫(さ...
木(こ)っ端(ぱ)を拾(ひろ)うて材木(ざいもく)を流(なが)す
小事にこだわっていて大事に失敗することのたとえ。木っ端を集めて材木を流す。
こと【事】
《「言(こと)」と同語源》 「もの」が一般に具象性をもつのに対して、思考・意識の対象となるものや、現象・行為・性質など抽象的なものをさす語。 1 世の中に起こる、自然または人事の現象。事柄。出...
こりずま‐に【懲りずまに】
[副]《「ま」は、そのような状態であるの意を表す接尾語》前の失敗に、懲りもしないで。しょうこりもなく。「庸三は—、また葉子に逢いに行った」〈秋声・仮装人物〉
こ・りる【懲りる】
[動ラ上一][文]こ・る[ラ上二]失敗してひどい目にあい、もうやるまいと思う。「二度の失敗ですっかり—・りた」
此(こ)れはしたり
意外な事に驚いたり、失敗に気づいたりしたときに発する言葉。これは驚いた。しまった。「—、こんな初歩的なミスを犯していたとは」