そう‐し【奏詞】
天皇に申し上げる言葉。
そう‐しゃ【奏者】
1 楽器を演奏する人。「バイオリン—」 2 天皇・上皇に奏上する人。また、奏上の取り次ぎをする人。 3 室町時代以降、武家で、関白・将軍に取り次ぎをする役。また、その人。 4 「奏者番」の略。
そうしゃ‐ばん【奏者番】
江戸幕府の職名。大名や旗本が年始・五節句などに将軍に謁見するとき、その姓名の言上、進物の披露、将軍からの下賜品の伝達などをつかさどった。奏者役。
そう‐しょ【奏書】
天子に差し上げる文書。
そう‐しん【奏申】
天子に申し上げること。奏上。
そう‐しん【奏進】
[名](スル) 1 天子に申し上げること。奏上。奏申。 2 天子に差し上げること。「武家より貢馬十疋、沙金三千両これを—す」〈太平記・三〇〉
そう‐じ【奏事】
1 天皇に申し上げること。また、その事柄。 2 《「奏事式」の略》律令制の文書形式の一。中程度の事柄を奏上するための書式。 3 中世、幕府の訴訟過程における最終的な救済手続き。
そう‐じゅ【奏授】
律令制の叙位の方法の一。大臣から奏聞し、天皇の裁可を経て位階を授けるもの。内外六位以下、内八位以上の叙位。明治憲法下では、正五位以下がこの方式で行われた。→勅授 →判授
そう‐じょう【奏上】
[名](スル)天子に申し上げること。上奏。
そう‐じょう【奏杖】
貴人の御前に文書を挟んで差し出すつえ。ふばさみ。ふづえ。