はんか
[係助]《係助「はか」の音変化。近世上方語》「はか」に同じ。「こなたの女房は日本には俺—ない」〈伎・夕霧七年忌〉
ぱっちり
[副](スル) 1 物を閉じたり割ったりする音や、そのさまを表す語。「扇子(おうぎ)—」〈紅葉・二人女房〉 2 目を大きく見開くさま。また、目もとのはっきりしているさま。「目の—(と)した女の子」
ひき‐ごし【引(き)腰】
女房装束の裳(も)の大腰の左右に取り付け、後ろに長く引き垂らした2本の飾りひも。
ひげやぐら【髭櫓】
狂言。夫の自慢の大髭を嫌っていた妻が、近所の女房たちと大毛抜きをもって攻めてくる。夫はひげの周囲に櫓をつけて防戦するが、敗れて抜き取られる。
ひと‐づき【人付き】
1 他人とのつきあいぶり。人づきあい。 2 他人の気受け。ひとうけ。「なるほど—の悪い。愛想気の無い」〈紅葉・二人女房〉
ひと‐びと【人人】
1 多くの人たち。めいめいの人たち。一般の人たち。「災害地の—を激励する」「—の意見を聞く」 2 多くの女房・召使いたち。「若き—、悲しきことはさらにも言はず」〈源・桐壺〉 3 (複数の人に対し...
ひと‐もじ【一文字】
1 一つの文字。一字。 2 《もと女房詞で「ねぎ」を「き」と1音でいったところから》葱(ねぎ)の別名。《季 冬》「—の北へ枯れ臥す古葉哉/蕪村」
ひなし‐がし【日済し貸し】
日済し金を貸すこと。また、それを商売とする人。「そのような言吐(ぬか)す—のお爪(つめ)が娘は」〈紅葉・二人女房〉
ファルスタッフ【Falstaff】
ベルディのイタリア語によるオペラ。全3幕。1893年初演。シェークスピアの「ヘンリー4世」と「ウィンザーの陽気な女房たち」を題材とする。老騎士ファルスタッフが同じ文面の恋文を渡した二人の女性に懲...
ふ‐かく【不覚】
[名・形動] 1 心や意識がしっかりしていないこと。思わず知らずそうなること。また、そのさま。「—にも涙を流す」「前後—」 2 油断して失敗すること。また、そのさま。「—の一敗を喫す」 3 覚悟...