ぼや‐ぼや
[副](スル) 1 注意が散漫でぼんやりしているさま。「—(と)しないでさっさと荷物を運べ」 2 髪などが、伸びて乱れているさま。ぼうぼう。「—した頭髪を」〈花袋・一兵卒の銃殺〉 3 炎や湯気...
まえ‐しりえ【前後】
前方と後方。また、勝負事などで、右方と左方。「上の女房—と装束き分けたり」〈源・絵合〉
ま‐おとこ【間男/密男】
[名](スル)夫のある女が他の男と肉体関係をもつこと。また、その相手の男。「女房に—されて逃げられた」
まき【巻(き)】
[名] 1 巻くこと。また、巻いた程度。「ぜんまいの—が弱い」 2 書画の巻物。また、その区分。冊子になったものの区分にもいう。「源氏物語の若菜の—を読む」 3 俳諧の付合(つけあい)を長く続...
まち‐かね【待(ち)兼ね】
1 待ちわびていること。「長いことお—です」 2 《「来ぬか、来ぬか」と待ち兼ねる意から》小糠(こぬか)をいう女房詞。
まち‐じょろう【待ち女郎】
婚礼のとき、戸口で花嫁を待ちうけて中へ導き、付き添って世話をする女性。待ち女房。「姫君の祝言には、—に頼まうと」〈浄・反魂香〉
まつ‐がさね【松重/松襲】
1 襲の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は紫。中陪(なかべ)を加えるときは香色(こういろ)。 2 浅葱の無垢(むく)をいう女房詞。
ま‐びき【目引き】
目のようす。また、目で合図して相手に知らせること。めくばせ。「女房どもも、みな御前の—にしたがひて」〈著聞集・八〉
まる‐まる【丸丸】
[名] 1 ある事物を伏せて暗示するときに用いる符号。「〇〇」と書く。 2 二重の圏点。二重丸。 3 団子(だんご)をいう女房詞。 [副] 1 よく太っているさま。「—(と)した赤ん坊」 2...
まわり‐ぎ【回り気】
気を回して心配したり疑ったりすること。「お前さんも余程(よっぽど)—の人だね」〈風葉・深川女房〉