いかん‐ぞ【如何ぞ】
[連語]《「いかにぞ」の音変化。主に漢文訓読に用いる》 1 理由・手段などがわからない意を表す。どうして…か。「—勝(あ)げて言ふべけむや」〈三蔵法師伝承徳点〉 2 疑問を表す。どうして。なぜ。...
いかん‐とも【如何とも】
[連語](多くあとに打消しを表す語を伴って)どうにも。「これ以上は—しがたい」
如何(いかん)ともし難(がた)・い
どうにもならない。どうすることもできない。「いくら頼まれても、これ以上は—・い」
いっか‐な【如何な】
《「いかな」の促音添加》 [副](あとに打消しの語を伴って)どうしても。どのようなことをしても。何としても。「子供は—手を離さなかった」〈里見弴・多情仏心〉 [連体]どのような。どんな。「さ...
どう【如何】
[副] 1 事物の状態・方法などを、不明または不特定のものとしてとらえる気持ちを表す。どのように。どのよう。「彼の意見を—思うか」「—すればいいのかわからない」 2 相手の意向を問うことより、あ...
如何(どう)あっても
どんなであっても。どのようなことがあっても。「—連れて帰る」
如何(どう)致(いた)しまして
1 相手の礼・わび・称賛などの言葉に対して、丁寧に打ち消しながら返すあいさつの言葉。「『たいへんお世話になりました』『—』」 2 相手の思っていることが事実とまったく反するときに用いる言葉。「—...
如何(どう)しようも無(な)・い
1 ほかにどうすることもできない。それ以外に方策がない。「ここまできたら、もう—・い」 2 手段を尽くしても見込みがない。救いがたい。「—・い欠陥」