ちん‐みょう【珍妙】
[名・形動]《珍しくてすぐれている意から》かわっていておかしいこと。また、そのさま。「—な格好」 [派生]ちんみょうさ[名]
とうい‐そくみょう【当意即妙】
[名・形動]すばやくその場面に適応して機転をきかすこと。また、そのさま。「—な対応をする」
にき‐たえ【和妙/和栲】
《後世は「にぎたえ」とも》織り目の細かい布の総称。また、打って柔らかくしてさらした布。にこたえ。→荒妙(あらたえ)「片手には木綿(ゆふ)取り持ち片手には—奉(まつ)り」〈万・四四三〉
び‐みょう【微妙】
[名・形動] 1 趣深く、何ともいえない美しさや味わいがあること。また、そのさま。みみょう。「此—な叙景の筆の力が」〈独歩・武蔵野〉 2 一言では言い表せないほど細かく、複雑なさま。また、きわど...
び‐みょう【美妙】
[名・形動]言いようもなく美しくすぐれていること。また、そのさま。「自然が与えた—な優しい心」〈有島・生れ出づる悩み〉
み‐みょう【微妙】
[名・形動]趣深く繊細であること。また、そのさま。びみょう。「虚空はるかに—なる音楽がきこえ始めた」〈倉田・出家とその弟子〉
み‐みょう【美妙】
[名・形動]何とも言い表せないほど美しく、すぐれていること。また、そのさま。びみょう。「美術家の望む所は、偏えに—の感覚を与えて人を娯ましめんと」〈逍遥・小説神髄〉
みょう【妙】
[名・形動] 1 いうにいわれぬほどすぐれていること。きわめてよいこと。また、そのさま。「演技の—」「自然の—」「言い得て—だ」 2 不思議なこと。奇妙なこと。また、そのさま。「—な事件」「夜中...
みょう【妙】
[常用漢字] [音]ミョウ(メウ)(呉) ビョウ(ベウ)(漢) [訓]たえ 1 言うに言われぬほど美しい。「妙音/美妙」 2 奥深く味がある。きわめて巧みである。「妙案・妙手・妙味・妙薬/軽妙・...
みょう‐みょう【妙妙】
[形動タリ]きわめてすぐれているさま。すばらしいさま。「徒らに弁を弄し—舌を動かして」〈利光鶴松・政党評判記〉