くうそう‐きょり【空走距離】
車両の運転者が停止の必要を感じたときから、ブレーキ操作の開始を経て実際にブレーキが利き始めるまでに、その車両が走行した距離。
くうや‐どうふ【空也豆腐】
空也派の僧が作り始めたという料理。豆腐に、だし汁でといた卵汁をかけて蒸し、葛餡(くずあん)をかけたもの。
くうや‐ねんぶつ【空也念仏】
平安中期に空也上人が始めたと伝えられる念仏。念仏の功徳により、極楽往生が決定した喜びを表してひょうたん・鉢・鉦(かね)などをたたきながら、節をつけて念仏や和讃(わさん)を唱えて踊り歩くもの。空也...
くさ‐むすび【草結び】
1 簡素な小屋を作って住むこと。「この山の遥かの麓に、—する女なるが」〈謡・身延〉 2 《草を結んで道しるべにしたところから》人に先立って事を始めること。草分け。「その—より久しき里人に弥藤太と...
くさり‐つ・く【腐り付く】
[動カ五(四)] 1 腐ったようになってこびりつく。「胸の裡(うち)に—・いている鬱懐の一端が解け始めて」〈菊池寛・忠直卿行状記〉 2 「腐れ合う」に同じ。「たとへお二人—・いたる御中なりとも」...
くじ‐の‐やく【籤の役/孔子の役】
室町幕府の職名。毎年正月の評定始めの式で、政務の会議で発言する人を決めるためのくじを出す役。
くち‐きり【口切り】
1 容器などの封を切ること。または、封を切って開けたばかりのもの。口あけ。 2 物事のし始め。かわきり。「話の—を依頼する」 3 茶道で、新茶を入れて目張りしておいた茶壺の封を切ること。《季 冬...
口(くち)を切(き)・る
1 話を始める。最初に発言する。「まず彼が話の—・った」 2 開けたことのないふたや栓、封などを開ける。「シャンペンの—・る」 3 馬を歩かせはじめるために、手綱を緩める。「権三が馬は逸物の、—...
口(くち)を付(つ)・ける
器などに口を触れる。また、飲食を始める。「ちょっと—・けただけで箸(はし)をおいた」
くにたゆう‐ぶし【国太夫節】
1 浄瑠璃の流派の一。享保(1716〜1736)初期、一中節から一派を立てた都国太夫半中が始めたもの。のち宮古路(みやこじ)豊後と名のったので、豊後節とよばれる。半中節。宮古路節。 2 1から分...