おとな‐びゃくしょう【乙名百姓/長百姓】
近世の村落での主だった百姓のこと。多くは名主(なぬし)・庄屋に次ぐ地位にあった。おさびゃくしょう。
おもて‐ごしょう【表小姓】
江戸幕府で表向きの雑用をしていた小姓。
かい‐せい【改姓】
[名](スル)姓を変えること。また、その変えた姓。「結婚して—する」
かど‐びゃくしょう【門百姓】
地主の門わきの長屋などに住み、地主の雑用を務めるかたわら小作をした農民。門屋(かどや)。
かばね【姓】
1 上代、氏(うじ)を尊んだ称。氏そのもの、または朝臣(あそみ)・宿禰(すくね)など、氏の下に付けてよぶものをいう。また、両者をあわせたものをも「かばね」とよぶ。狭義には、朝臣・宿禰などのことを...
がい‐せい【外姓】
母または妻の生家の姓。
きゅう‐せい【旧姓】
結婚や養子縁組などで改姓する前の姓。⇔現姓。
げ‐しょう【下姓】
素姓の卑しいもの。生まれた身分・家柄の低いこと。「優婆塞(うばそく)を見るに、—の人にこそあるめれ」〈今昔・四・一五〉
げん‐せい【現姓】
結婚などにより姓が変わった人の、現在の姓。⇔旧姓。
こく‐せい【国姓】
中国で、時の帝王の姓。漢の劉(りゅう)、唐の李(り)など。