あおいろ‐すがた【青色姿】
青色の袍(ほう)を着た姿。「いみじき公達なれど、えしも着給はぬ綾織物を、心にまかせて着たる、—などめでたきなり」〈枕・八八〉
あこめ‐すがた【衵姿】
女児が表衣(うえのきぬ)を着ないで衵だけを着ている姿。「童(わらはべ)など、をかしき—うちとけて」〈源・野分〉
あで‐すがた【艶姿】
女性の色っぽく美しい姿。
うえ‐すがた【上姿】
公家が殿上にいるときの姿。直衣(のうし)を着用した姿。⇔下姿(したすがた)。
うしろ‐すがた【後ろ姿】
後ろから見た人の姿。
うちき‐すがた【袿姿】
袿だけのくつろいだ姿。男性は直衣・狩衣などを、女性は裳(も)・唐衣などを省いた略装。
うちとけ‐すがた【打ち解け姿】
くつろいだ姿。ふだん着のままの姿。「もの清げなる—に、花の、雪のやうに降りかかれば」〈源・若菜上〉
えい‐し【英姿】
勇ましく、りっぱな姿。
え‐すがた【絵姿】
絵にかいた姿。画像。
えん‐し【艶姿】
女性のなまめかしい姿。あでやかな姿。艶容。