しつけ‐どころ【仕付け所】
とつがせる所。嫁入り先。「浪人の娘などの、—のなく、すこし敷銀あるを呼び入れ」〈浮・織留・四〉
し‐つ・ける【仕付ける/為付ける】
[動カ下一][文]しつ・く[カ下二]《「し」はサ変動詞「する」の連用形。「仕」は当て字》 1 しなれている。やりつけている。「—・けない仕事なので、はかどらない」 2 (「躾ける」とも書く。「躾...
しに‐でたち【死に出立ち】
「死に出(い)で立ち」に同じ。「嫁入りする日は—、葬礼の儀式と聞く」〈浄・薩摩歌〉
しゅうぎ‐うた【祝儀歌/祝儀唄】
1 民謡で、祝いのときにうたわれる歌。嫁入り歌・長持歌・木遣り歌など。祝い歌。 2 芸妓(げいぎ)が宴席に呼ばれて、最初に祝儀としてうたう歌。座付き歌。座付き。
じゅうご‐ごそう【十語五草】
10種の物語と5種の草紙。竹取物語・宇津保物語・世継物語・弥世継(いやよつぎ)物語・続世継物語・増鏡・栄花物語・狭衣物語・水鏡・伊勢物語の10種の物語と、徒然草・枕草子・四季物語・御餝(おかざり...
じゅ‐よ【入輿】
[名](スル)身分の高い人が嫁入りすること。輿入(こしい)れ。にゅうよ。
ずし‐だな【厨子棚】
1 「厨子2」に同じ。 2 武家の調度の一。三段からなる置き棚で、中・下段に両開きの扉をつけたもの。江戸時代には大名家の嫁入り道具ともなった。→三棚(さんたな)
そうよ‐よめいり【葬輿嫁入り】
《嫁入りした娘が再び生家に戻らないようにと、婚礼を葬礼になぞらえたところから》葬礼の輿(こし)に乗った嫁入り。
てんき‐あめ【天気雨】
日が照っているのに雨が降ること。狐(きつね)の嫁入り。日照り雨。
とう‐よう【桃夭】
《「詩経」周南・桃夭から。嫁ぐ若い女性の美しさを桃のみずみずしさにたとえた語》女性の婚期。嫁入りどき。