いや【嫌/厭】
《「否(いや)」と同語源》 [形動][文][ナリ] 1 欲しないさま。したくないさま。きらいだ。「—なものは—だ」「ピアノのレッスンがだんだん—になる」 2 不愉快なさま。「—な顔一つせず手伝...
いや‐いや【嫌嫌】
[副]しかたなく物事を行うさま。嫌だとは思いながら。しぶしぶ。「—承知する」「—仕事をする」「—ながら別れる」 [名]幼児などが、嫌がって首を横に振ること。「—をする」
いやいや‐き【嫌嫌期】
《幼児が嫌がる様子から》俗に、第一次反抗期のこと。多く、自我意識が芽生え始める2〜3歳ごろからみられる。→反抗期
いや‐がらせ【嫌がらせ】
相手の嫌がることをしたり言ったりして、わざと困らせること。また、その言行。「—を言う」「—電話」
いやがらせ‐そしょう【嫌がらせ訴訟】
⇒スラップ訴訟
いやがらせのねんれい【厭がらせの年齢】
丹羽文雄の短編小説。理性的な判断力を喪失し、家族へのいやがらせが生きがいになってしまった老女、うめの姿を描く。昭和22年(1947)、「改造」誌に発表。
いや‐が・る【嫌がる】
[動ラ五(四)]いやだという気持ちを外に表す。「人が—・る仕事を引き受ける」「蛇を—・る」 →嫌う[用法]
いや‐き【嫌気】
[名](スル) 1 「いやけ1」に同じ。「嗚呼(ああ)考え込めば裁縫(しごと)も—になって来る」〈露伴・五重塔〉 2 相場が思うとおりに動かなかったり、悪い情報が出たりして生じる悲観的な気持ち。...
いや‐け【嫌気】
[名](スル) 1 嫌だと思う気持ち。気の進まないこと。いやき。「煮えきらない相手に—を起こす」 2 「いやき2」に同じ。
嫌気(いやけ)が差(さ)・す
嫌だと思う気持ちになる。いやきがさす。「今の仕事に—・す」「恋人に—・す」