わらわ‐ともだち【童友達】
子供のときの友だち。おさな友だち。「—なりし人に、年頃経て行きあひたるが」〈紫式部集・詞書〉
わらわ‐な【童名】
元服以前の名。子供のときの名。幼名。「いまだ—にて候と」〈義経記〉
わらわ‐なき【童泣き】
子供のように泣くこと。「—に泣く事はいと嗚呼(をこ)なる事にはあらずや」〈今昔・二五・一一〉
わらわ‐べ【童部】
1 子供。子供たち。「—のかしらばかりを洗ひつくろひて」〈枕・五〉 2 まだ子供である妻。自分の妻をへりくだっていう語。「これはその後、相添ひて侍る—なり」〈大鏡・序〉 3 子供の召使い。「姫宮...
わらわべ‐いさかい【童部諍ひ】
子供どうしのけんか。「わが子も人の子も、ともに—なり」〈宇治拾遺・一〇〉
わらわ‐まい【童舞】
子供の舞。特に、法会などで稚児の舞う舞。ちごまい。
わる【悪】
《形容詞「わるし」の語幹から》 1 悪いこと。また、いたずら。わるさ。「—をする」「性(しょう)—」 2 悪人。悪党。また、悪いことをする子供。「学校一の—」 3 他の語の上に付いて複合語をつく...
わる‐がしこ・い【悪賢い】
[形][文]わるがしこ・し[ク]悪いほうによく知恵がまわる。ずるくて抜け目がない。「—・い子供」
わる‐さ【悪さ】
1 悪いこと。悪い状態。また、その度合い。「歯切れの—」 2 いたずら。悪ふざけ。「子供相手に—をする」「—を覚える」 3 いたずらっ子。わんぱくな子供。「お師匠様でござりますか。—をお頼み申し...
わる‐ぢえ【悪知恵】
悪い方面によく働く知恵。奸知(かんち)。「若いのに—が働く」「子供に—をつける」