メルケル‐さいぼう【メルケル細胞】
皮膚の表皮の最下層にある、球形または卵円形の細胞。感覚神経の末端と接し、軽い接触の感知に関与するとされる。指先・口唇・毛包など、感覚の鋭敏な部位に多く存在。名称は発見者であるドイツの解剖学者フリ...
メルセンヌ‐すう【メルセンヌ数】
2の冪(べき)乗から1を引いた形で表される自然数。17世紀フランスの神学者・物理学者メルセンヌが考案。n番目の数はMn=2n−1と表される。このうち、素数であるメルセンヌ数はメルセンヌ素数とよば...
モアッサナイト【moissanite】
炭化珪素からなる鉱物。黒色または緑色。六方晶系。地球上では隕石中に稀に産する。バリンジャークレーターを作った隕石の破片の中から、フランスの化学者アンリ=モアッサンによって初めて発見された。きわめ...
モイマン【Ernst Meumann】
[1862〜1915]ドイツの心理学者・教育学者。教育学に実験的方法を導入した。著「連想および再生の法則」「実験教育学」など。
もう‐てん【盲点】
1 網膜の、視神経が入ってくる部分。視細胞を欠くため光が当たっても光覚を起こさないが、ふだんは意識されない。発見したフランスの物理学者の名からマリオット盲点とよばれる。盲斑。視神経乳頭。 2 う...
もくしろく‐の‐どうくつ【黙示録の洞窟】
《Spilaio Apokalipsis/Σπήλαιο Αποκάλυψης》ギリシャ東部、エーゲ海に浮かぶパトモス島にある洞窟。紀元1世紀末に聖ヨハネが同島に流刑にされ、この地で神の啓示を受...
もずめ‐たかみ【物集高見】
[1847〜1928]国文学者・国語学者。豊後(ぶんご)の生まれ。東大教授。「広文庫」「群書索引」を編集し、国文学の発達に功績を残した。
モホロビチッチ‐ふれんぞくめん【モホロビチッチ不連続面】
地殻とマントルとの境界面。深さは大陸で平均35キロメートル、海洋で10キロメートル程度。1909年、クロアチアの地震学者アンドリア=モホロビチッチ(Andrija Mohorovičić)が、地...
モモ【(ドイツ)Momo】
ドイツの児童文学者、エンデによる長編の童話。少女モモが、時間泥棒に奪われた人々の時間を取り戻す冒険を描いたファンタジー。1973年刊行。翌年、ドイツ児童文学賞を受賞。
もりた‐アレイ【森田アレイ】
《「モリタアレイ」と書く》チリのアタカマ砂漠にあるアルマ望遠鏡のうち、日本が建設した16台のアンテナで構成されるアタカマコンパクトアレイ(ACA)の名称。アレイの配列設計などに携わった日本の天文...