クーパー‐つい【クーパー対】
超伝導現象を量子力学的に説明することに成功したBCS理論における、逆向きのスピンをもつ2個の電子からなる対(ペア)。2個の電子は重心の周りにゆるい束縛状態にあり、ボース粒子としてふるまう。195...
クーリッジ‐かん【クーリッジ管】
X線管の一。熱せられた陰極から出た電子を高圧で加速・集束して陽極に衝突させ、X線を発生させるもの。1913年、米国の物理学者クーリッジ(W.D.Coolidge)が発明。
グアナカステ‐ほぜんちいき【グアナカステ保全地域】
《Area de Conservación Guanacaste》コスタリカ北西部、グアナカステ県にある国立公園や自然保護区からなる保全地域。1989年に米国の熱帯生物学者ダニエル=H=ジャンセ...
ぐしんらいさん【愚神礼讃】
《原題、(ラテン)Encomium Moriae》エラスムスの著書。1511年刊。痴愚女神の自己礼讃の形式で、哲学者・神学者の空虚な論義、聖職者の偽善などを鋭く風刺し、人文主義の立場から支配者・...
グッドパスチャー‐しょうこうぐん【グッドパスチャー症候群】
《Goodpasture's syndrome》肺の出血と急性の腎炎が同時に起こる病気。米国の病理学者の名から。抗糸球体基底膜腎炎のうち、腎炎と肺出血の両方がみられるものがこれにあたる。
グラウハウ【Glauchau】
ドイツ東部、ザクセン州の都市。エルツ山地の北麓、ムルデ川沿いに位置する。かつて織物業で栄えた。15世紀から16世紀ごろのルネサンス様式、ゴシック様式の城が残る。鉱山学者アグリコラの生地。
グラフェン【graphene】
炭素原子が六角形の格子状に並んだ、1原子の厚さの層。グラファイト(石墨)はグラフェンが積み重なり、層状構造になったものをさす。2004年、単層のグラフェンの分離が成功して以降、その特異な電気的特...
グラーフ‐ろほう【グラーフ濾胞】
哺乳類の卵巣内の、成熟した卵胞(らんぽう)。卵胞の中で卵が一方に寄り、卵胞液が満ちて大きくなったもの。卵胞が破れると排卵となる。オランダの解剖学者グラーフ(Reinier de Graaf)が発...
グリソン‐びょう【グリソン病】
くる病の別名。英国の医学者グリソン(F.Glisson)が病因を発見したところからいう。
グリース‐しやく【グリース試薬】
亜硝酸または亜硝酸イオンの検出に用いられる試薬。微量の亜硝酸イオンと反応し、赤色を呈する。ドイツ出身の科学者ヨハン=グリースが考案。