グレアム‐の‐ほうそく【グレアムの法則】
気体が容器の小孔から噴出する速度についての法則。気体の密度の平方根に反比例し、容器の内外の圧力差の平方根に比例する。また、気体および流体の拡散速度は分子量に反比例するという法則も指す。19世紀英...
グレイ【gray】
国際単位系(SI)の吸収線量の単位。1グレイは物質1キログラムあたり1ジュールの放射線のエネルギーを吸収するときの吸収線量。1グレイは100ラド。英国の物理学者L=H=グレイの業績にちなむ。記号Gy
ぐんきものがたりけんきゅう【軍記物語研究】
国文学者、五十嵐力の著作。昭和6年(1931)に刊行。早稲田大学出版部「文学講義」に連載された論文「軍記物語研究」と、大正9年(1920)の「早稲田文学」秋季特別号に掲載された「平家物語の新研究...
グーツ‐ムーツ【Johann Christoph Friedrich Guts Muths】
[1759〜1839]ドイツの体育学者。ザルツマン創立の学校で教え、実践に基づく体育理論と方法を著述した「青年のための体育」により、近代体育および学校体育の理論を確立した。
グーテンベルク‐ふれんぞくめん【グーテンベルク不連続面】
地球のマントルと外核との境界面。深さは平均2900キロメートル。1926年、米国の地震学者ベノー=グーテンベルクが地震波のうちP波の速度が遅くなり、S波が伝わらない帯状の領域があることから発見。...
グーテンベルク‐リヒターそく【グーテンベルクリヒター則】
地震の規模と発生頻度の間に見られる経験則。ある地域において、ある期間に発生するマグニチュードM以上の地震の回数をnとすると、比例定数a、bを用いて、log10nは=a−bMという関係式で表される...
けい‐かん【景観】
1 風景。景色。特に、すばらしいながめ。「壮大な—」 2 《(ドイツ)Landschaft、(英)landscapeの訳語。植物学者の三好学が考案》人間が視覚的に認識する風景。もとは地理学・植物...
けいけんてきたちばからのしんりがく【経験的立場からの心理学】
《原題、(ドイツ)Psychologie vom empirischen Standpunkt》ドイツの哲学者フランツ=ブレンターノの著作。1874年刊行。
けいけん‐ひはんろん【経験批判論】
ドイツの哲学者アベナリウスとその一派の認識論学説。認識の根拠を個人的要素を排除した純粋経験に求め、そこでは主観と客観、意識と存在の対立などが見いだされないとした。一種の主観的観念論。
けいさんしうるかず【計算しうる数】
《原題、On Computable Numbers》英国の数学者、チューリングによる論文。1936年発表。ドイツの数学者ヒルベルトが提示した決定問題が解けないことを証明すると同時に、今日のコンピ...