いし‐ざら【石皿】
1 皿形の石器。安山岩などでつくり、長さ20〜40センチの円形・楕円形のものが多い。木の実や穀物などをすりつぶすのに使った。日本では縄文時代に多くみられる。 2 江戸時代、街道茶屋で煮しめを盛る...
うり‐つ・ける【売(り)付ける】
[動カ下一][文]うりつ・く[カ下二]無理に買わせようとする。押しつけて売る。「安物を—・ける」
売(う)るほど
物の数が多いことのたとえ。「安物の時計なら—持っている」
かい【買い】
1 品物などを買うこと。「安物—」⇔売り。 2 相場の騰貴を見越して買い手に回ること。⇔売り。
かえっ‐て【却って/反って】
[副]《「かえりて」の音変化》予想とは反対になるさま。反対に。逆に。「安物を買ったら、—高くついた」 [用法]かえって・むしろ——「病人のほうがかえって(むしろ)しっかりしている」「三月のほうが...
かず‐おうぎ【数扇】
大量に作られる安物の扇。「一匁に五十本づつの—」〈浮・胸算用・四〉
くだり‐さかずき【下り杯】
地方向けに上方(かみがた)で作られた安物の杯。多く江戸で用いられた語。「—一つ、薫物(たきもの)一貝とりて」〈浮・一代男・二〉
くだり‐て【下り手】
細工の粗末な品物。安物。「—の片し目貫(めぬき)」〈浮・五人女・二〉
けん‐ぴ【犬皮】
犬の皮。安物の三味線の胴に張った。「皮の性(しゃう)が悪いから、—の三味線になってな」〈滑・浮世床・二〉
げて‐もの【下手物】
1 並の品。粗雑で安物の工芸品。⇔上手物(じょうてもの)。 2 普通とは違って、風変わりなもの。「—食い」「—趣味」