あぐらなべ【安愚楽鍋】
仮名垣魯文(かながきろぶん)の滑稽(こっけい)小説。明治4〜5年(1871〜1872)刊。牛鍋店に出入りする客を描き、文明開化期の風俗を風刺したもの。
あさか【安積/浅香】
福島県郡山市の地域名。古くは郡山盆地の大部分を占める地域をさし、阿尺(あさか)国と称した。大化の改新後、陸奥(むつ)の一部となり、のち岩代(いわしろ)に属した。
あさか【安積】
姓氏の一。 [補説]「安積」姓の人物安積艮斎(あさかごんさい)安積澹泊(あさかたんぱく)
あさか‐そすい【安積疎水】
福島県、郡山盆地を灌漑(かんがい)するための用水路。明治15年(1882)通水。新水路は昭和26年(1951)完成。ともに猪苗代(いなわしろ)湖から取水し、阿武隈(あぶくま)川に注ぐ。
あさか‐の‐ぬま【安積の沼/浅香の沼】
安積山の麓にあったといわれる沼。[歌枕]「野辺はいまだ—にかる草のかつみるままに茂る頃かな」〈新古今・夏〉
あさか‐やま【安積山/浅香山】
福島県郡山市日和田にある山。葛城王(かずらきのおおきみ)と采女(うねめ)との伝説で知られる。同市片平の額取(ひたとり)山とする説もある。[歌枕]「—影さへ見ゆる山の井の浅き心を吾が思はなくに」〈...
あさきた【安佐北】
広島市北部の区名。旧安佐郡の北部にあたる。
あさきた‐く【安佐北区】
⇒安佐北
あさ‐どうぶつこうえん【安佐動物公園】
広島市安佐北区にある動物園。昭和46年(1971)開園。大形の動物を多く飼育している。広島市安佐動物公園。
あさどや‐ゆんた【安里屋ユンタ】
民謡の一。沖縄県八重山列島の竹富島で、江戸時代中ごろに生まれた叙事詩体の作業歌。「マタハーリヌチンダラカヌシャマヨ(去りゆくかわいい女(ひと)よ)」の一節を用いて、第二次大戦中には替え歌が流行。