たから‐の‐いち【宝の市】
10月17日、18日に大阪の住吉大社で行われる神事。農家で使う升などを売る市が立つ。升市。《季 秋》「買勝や—の国みやげ/才麿」
たから‐の‐きみ【宝の君】
大切に思う主君。大事な主君。
たからのつち【宝の槌】
狂言。打ち出の小槌(こづち)だとだまされて古い太鼓のばちを買った太郎冠者が、何も出ないので主人にいろいろ言いわけをする。
宝(たから)の持(も)ち腐(ぐさ)れ
1 役に立つ物を持ちながら、使わないでしまっておくこと。 2 才能・手腕がありながら、それを活用しないこと。
たから‐の‐やま【宝の山】
1 宝物のたくさんある山。また貴い山。 2 大きな利益が得られたり、かねてからの願い事が実現したりする、いい機会。
宝(たから)の山(やま)に入(い)りながら手(て)を空(むな)しくして帰(かえ)る
《「正法念経」から》よい機会にあいながら、その好機を逃がし、なんの利益も得られないで終わる。
宝(たから)は身(み)の差(さ)し合(あ)わせ
財宝は、持っていれば急場に持ち主の身を救うものになる。
宝(たから)は湧(わ)き物(もの)
財宝は得ようとすれば得られるものだということ。金(かね)は湧き物。
たから‐ばこ【宝箱】
貴重な物品を入れておくための箱。
たから‐ぶね【宝船】
縁起物の一。宝物・米俵・七福神などを乗せた船。また、それを描いた絵に「なかきよのとをのねぶりのみなめざめなみのりぶねのおとのよきかな」という回文歌(かいぶんうた)を書き、正月2日の夜、枕の下に敷...