かえん‐だま【火焔玉】
火炎に包まれた宝珠をかたどった細工物。御輿(みこし)の頂などにつける。火珠(かしゅ)。
かおくもん‐きょう【家屋文鏡】
奈良県北葛城郡河合町にある佐味田宝塚(さみだたからづか)古墳から出土した4世紀の仿製(ぼうせい)鏡。背面に、竪穴(たてあな)・高床・平屋の住居と高床倉庫の4種の家屋文様が鋳出されている。
かお‐みせ【顔見せ/顔見世】
[名](スル) 1 大ぜいの前に初めて顔を見せること。人前に出ること。 2 (顔見世)遊女や芸者などが、初めて勤めに出るとき、揚屋や料亭などにあいさつして回ること。 3 (顔見世)歌舞伎年中行事...
かき‐くび【欠(き)首】
擬宝珠(ぎぼし)の宝珠の下のくびれている部分。刳(く)り形の一。
かきたて‐もくろく【書き立て目録】
箇条書きにした目録。「さべき御宝物どもの—せさせ給へりけるを」〈栄花・さまざまの喜び〉
かきつばたずびょうぶ【燕子花図屏風】
江戸中期の画家、尾形光琳の代表作。紙本金地著色による六曲一双の屏風。「伊勢物語」の第9段、八橋の和歌を典拠とした作品。国宝。根津美術館蔵。燕子花図。
かきょうひょうしき【歌経標式】
奈良末期の歌学書。1巻。藤原浜成著。宝亀3年(772)成立。和歌四式の一。歌病や歌体などについて論じたもので、中国の詩論の影響が大。日本最古の歌学書。浜成式。
かぎり‐の‐たいこ【限りの太鼓】
江戸時代、上方(かみがた)の遊郭で大門をしめる時刻を知らせるために打った太鼓。門限は、寛永(1624〜1644)は四つ(午後10時ごろ)、貞享・元禄(1684〜1704)ごろには九つ(午前零時ご...
かくりん‐じ【鶴林寺】
兵庫県加古川市にある天台宗の寺。山号は刀田山(とたさん)。秦河勝(はたのかわかつ)が聖徳太子の命で建立したと伝えられ、平安中期ごろの創建。もと、法相・三論兼宗。本堂・太子堂は国宝。刀田の太子。
かざり‐いし【飾り石】
1 宝石に準じて装飾品とされる石。水晶・碧玉(へきぎょく)・瑪瑙(めのう)など。 2 床の間などに飾って置く石。