だんりんとっぴゃくいん【談林十百韻】
江戸前期の俳諧集。2冊。田代松意編。延宝3年(1675)刊。松意ら江戸の俳人が西山宗因の発句を巻頭に興行した九吟百韻10巻を収める。談林派俳風を興す契機となった書。
だんりん‐ふう【談林風】
大坂の西山宗因を中心に延宝年間(1673〜1681)に盛行した俳諧の一派。また、その俳風。貞門一派の伝統的な方式に対し、奇抜な俳風で自由な表現形式をとった。蕉風(しょうふう)が興るとともに衰退。...
ちおん‐いん【知恩院】
京都市東山区にある浄土宗の総本山。正しくは華頂山大谷寺知恩教院。開創は承安5年(1175)、法然が結んだ吉水の庵室に始まり、入寂後の文暦元年(1234)源智が諸堂を建立、知恩院大谷寺と号した。現...
ちくぶ‐しま【竹生島】
滋賀県北部、琵琶湖にある島。面積0.14平方キロメートル。竹・杉・松などで覆われ、名勝地。宝厳(ほうごん)寺・都久夫須麻(つくぶすま)神社・弁天堂がある。
謡曲。脇能物。醍醐天皇の臣下が竹生...
チタン‐せき【チタン石】
チタンとカルシウムを含む珪酸塩鉱物。くさび形または柱状の結晶。さまざまな色がみられ、透明で美しいものは宝石とされる。くさび石。チタナイト。スフェーン。
ちちん‐ぷいぷい
《「ちちんぷいぷい御代(ごよ)の御宝(おんたから)」の略》幼児がからだを痛めたとき、なでさすってなだめるまじないの語。「知仁武勇は御代の御宝」の意ともいう。
チミ‐ラカン【Chimi Lhakhang】
ブータン西部、プナカ県の村ロベサにある仏教寺院。集落を見下ろす丘の上に位置する。15世紀末、チベット仏教ドルゥク派の高僧ガワン=チョゲルにより創建。風狂の聖人ドゥクパ=クンレにゆかりがあり、子宝...
チャグレス‐こくりつこうえん【チャグレス国立公園】
《Parque nacional Chagres》パナマ北部にある国立公園。パナマ市の北東、チャグレス川上流域に位置する。熱帯雨林が広がり、先住民のエンベラ族が居住。キヌバネドリの仲間をはじめ、...
チャンタブリー【Chantaburi】
タイ南東部の都市。カンボジアとの国境に近く、タイランド湾北東岸に注ぐチャンタブリー川下流部に位置する。農業が盛んで、天然ゴム、果物、コーヒーなどを産する。古くからルビー、サファイア、トパーズが採...
チャンタラカセーム‐きゅうでん【チャンタラカセーム宮殿】
《Chantrakasem Palace》タイ中部の古都アユタヤにある宮殿。1577年にアユタヤ朝第21代王ナレースエン、および弟のエカタットが即位前に暮らした。ビルマ軍に破壊されたが、ラーマ4...