かじ‐の‐き【梶の木/楮の木/構の木/榖の木】
クワ科の落葉高木。葉は広卵形で、三つに裂けているものが多い。雌雄異株。5、6月ごろ、淡緑色の雄花が尾状に、雌花が球状につく。実は桑の実に似て、熟すと赤くなる。樹皮は和紙の原料。
かす‐じる【粕汁/糟汁】
塩鮭(しおざけ)や塩ぶり、野菜などを実にして、酒粕を入れたこくのある汁。《季 冬》「—や蓋を浮かせて沸きたちし/風生」
かず・ける【被ける】
[動カ下一][文]かづ・く[カ下二] 1 責任などを押しつける。人のせいにする。転嫁する。「罪を人に—・ける」 2 かこつける。事寄せる。口実にする。「出張に—・けて私用を足す」 3 頭にかぶせ...
かため【固め】
1 堅固にすること。また、確実にすること。「票の—に入る」 2 かたい約束。契り。「夫婦の—をする」 3 警備。守護。「列侯へ海岸の—を命ぜられる」〈条野有人・近世紀聞〉
かっ‐しゃかい【活社会】
現実に活動している社会。実社会。「日本の—と交渉のある教授を」〈漱石・三四郎〉
か‐てん【加点】
[名](スル) 1 得点を加えること。「白組は着実に—した」 2 漢文に訓点を書き加えること。ヲコト点・返り点・仮名などを書き加えて訓読法を示すこと。 3 文書の項目に、承諾・肯定のしるしとして...
かな‐ぶん【金蚉】
コガネムシ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は楕円形で平たく、銅色・緑色・赤銅色などで光沢がある。日中に飛び、クヌギなどの樹液や腐った果実に集まる。日本・中国・朝鮮半島に分布。かなぶんぶん。かねぶ...
カノン【canon】
《「キャノン」とも》 1 キリスト教の教理典範。教会法。また、聖書の正典。 2 ある声部の旋律を、他の音部がそのまま忠実に模倣しながら追いかけていく、対位法的な楽曲形式、または楽曲。追復曲。 3...
かぶさ・る【被さる】
[動ラ五(四)] 1 かぶせたようになる。覆いかかる。「髪が額に—・る」「現実に思い出が—・る」「二つの音が—・り合う」 2 負担がわが身に及ぶ。「余分な仕事が—・ってくる」
カプサイシン【capsaicin】
トウガラシの果実に含まれる辛味成分。皮膚刺激作用があり、皮膚に塗るとその部分の血管が拡張し発赤・充血を生じる。