しっ‐けん【執権】
1 政治の実権を握ること。また、その人。 2 院政時代、院の庁の長官の称。 3 鎌倉幕府の職名。幕政を統轄した最高の職。第3代将軍源実朝のとき北条時政が就任し、以後、北条氏が世襲した。 4 室町...
しょう‐ちゅう【掌中】
1 てのひらの中。 2 自分のものとして自由にできる範囲内。また、その中にあること。手中。「実権を—に収める」
しょう‐り【掌裡/掌裏】
手のひらの中。掌中。「実権は彼の—にある」
しん‐しょくみんちしゅぎ【新植民地主義】
政治的には独立を認めながら、経済援助などの形で旧宗主国が経済的実権を手放さないまま、事実上、従来の支配・従属関係を維持しようとする植民地主義の新しい形態。1960年の第2回アジアアフリカ人民連帯...
せっかん‐せいじ【摂関政治】
摂政・関白が主導権をもつ政治。特に平安中期、藤原氏が天皇の外戚となって摂政・関白を独占し、政治の実権を握った政治形態。11世紀後半に院政が始まって以降は形式化した。
そっきん‐せいじ【側近政治】
権力者の側近が実権を握っている政治。
たぬま‐じだい【田沼時代】
江戸中期、田沼意次が側用人・老中として幕政の実権を握っていた明和4年(1767)から天明6年(1786)の時期をいう。印旛沼(いんばぬま)の開拓、蝦夷(えぞ)地の開発、商業資本の利用など積極的な...
ちゅう‐そう【中宗】
王朝の中興の祖。
中国、唐の第4代皇帝。在位683〜684、705〜710。姓は李。名は顕。高宗の没後即位したが、2か月で母の則天武后に廃され、のち復位したが皇后の韋氏に実権を奪われ、暗殺された。
ちょくれい‐は【直隷派】
中華民国初期の北洋軍閥の一。直隷省(河北省)出身の馮国璋(ふうこくしょう)・曹錕(そうこん)・呉佩孚(ごはいふ)らが中心。安徽派・奉天派を抑え、1920年には北京政府の実権をにぎったが、北伐軍に...
とく‐ぐん【督軍】
中国で辛亥(しんがい)革命後、従来の総督・巡撫(じゅんぶ)に代わって、省長とともに各省に置かれた、省の軍政の長官。のち省長を兼任して行政の実権を握って割拠し、軍閥を形成。1928年廃止。