あくまのほうしょく【悪魔の飽食】
森村誠一によるノンフィクション。「赤旗」に連載ののち、昭和56年(1981)に刊行。七三一部隊を描く。同隊が行なった生体実験について国内外の認知度を高めた作品として知られる。続編に「続・悪魔の飽...
あさのガスパール【朝のガスパール】
筒井康隆の小説。平成3年(1991)から平成4年(1992)にかけて「朝日新聞」に連載。読者からの投稿を作品に反映させる実験的手法が話題となる。単行本は平成4年(1992)刊。同年、第13回日本...
アシロマ‐かいぎ【アシロマ会議】
《Asilomar conference》1975年に米国のアシロマで行われた、遺伝子工学の安全管理と危険性について討議した会議。のちに、米国をはじめ各国で、遺伝子組み換え実験の指針を策定する契...
アトミック‐ソルジャー【atomic soldiers】
1945〜60年代初めの原水爆実験・演習に参加し、放射線に被曝(ひばく)した米軍兵士たち。残留放射能汚染による被曝の後遺症で、癌(がん)や白血病に悩まされる者が多く存在するとされる。
アトミック‐ベテランズ【Atomic Veterans】
全米被曝退役軍人会。1945〜1963年にわたる核実験に参加し被曝した兵士が、被曝の後遺症による癌(がん)や白血病などの放射線障害に対する補償を要求し、組織したもの。
アトラス【ATLAS】
《A Toroidal LHC Apparatus》CERNのLHC加速器による陽子衝突実験に用いられる粒子検出器の一。LHCの地下トンネル上に設置されている。直径25メートル、長さ46メートル...
アハラノフボーム‐こうか【アハラノフボーム効果】
《Aharanov-Bohm effect》電場や磁場はないが、ベクトルポテンシャルがある場合に、ベクトルポテンシャルから電子が受ける量子力学的効果。1959年、Y=アハラノフとD=ボームによっ...
アブサロム‐アブサロム【アブサロム、アブサロム!】
《原題Absalom, Absalom!》フォークナーの長編小説。1936年刊。旧約聖書のアブロサムの物語を踏まえた作品。極端な長文など実験的な文体が特徴。
アマテラス‐りゅうし【アマテラス粒子】
極高エネルギー宇宙線の一つ。2021年に米国ユタ州にあるテレスコープアレイ実験施設で、大阪公立大・東京大学などの国際共同研究チームが検出。GZK限界を超えた244エクサ電子ボルトという非常に高い...
アラゴ‐の‐えんばん【アラゴの円板】
銅やアルミの円板に磁石を近づけ、磁石を回転すると円板も回転する現象。逆に、回転する円板の上に磁針をかざすと、磁針もまた回転する。渦電流の存在を示す実験として知られ、1824年にフランスのF=アラ...